バイオと携帯電話,Bluetoothでつないでみました(2/2)Bluetoothケータイが可能にすることさてインターネットへのダイヤルアップ以外には,携帯電話にBluetoothが内蔵されると,どんなメリットがあるのだろう?
Bluetoothの用途を簡単にいうと,これまで機器を接続するのにシリアルケーブルやUSBケーブルを使っていたものを,無線にしてしまおう,というもの。この点で,イーサネットケーブルを無線にしてしまった無線LAN(IEEE802.11b)とは大きく発想が異なる。 シリアルケーブルなどの置き換えなので,電波の到達距離も短く,約10メートル。通信速度は下り約723Kbps(バイオとのダイヤルアップ通信時は約50Kbps)と,さほど高速なものではないが,消費電力はデータ通信時で2〜3ミリワットと低消費電力なのが特徴だ。 夢ばかりが語られることの多いBluetoothだが,実際にできるのはこれまでのケーブル接続を置き換えることが中心だ。 「無線でのインターネットへのダイヤルアップ」は,いってみればUSBケーブルでPCと携帯電話を接続していたのを無線に置き換えることだ。ファイルの受け渡しも同じ。「音声の伝達」に関しては,イヤホンマイクをコードレスにしたものと考えられる。 ただし,C413Sでは「ヘッドセットプロファイル」はサポートされておらず,音声の伝達は行えない。 ファイルの受け渡しも可能Bluetoothの用途はもちろん,インターネットアクセスだけではない。vCard,iCalendarに対応した住所録やスケジュールデータ,さらには画像ファイルを互いにやり取りすることもできる。 PCに各種データを送信するには,C413SのBluetoothメニューで「オブジェクトクライアント」を選択し,接続先の機器を選択したあと,送信データを選ぶ。PCから受信するには「オブジェクトサーバー」を選択する。
アドレス帳から直接“Bluetoothで送信”を行ったり,いきなり“スケジュールをBluetoothで受信”したりすることはできず,その都度準備が必要なのはちょっとやっかいだ。そもそも,C413Sは電子メールにvCardやvCalendarを添付することで,PCなどとデータを送受信できる。PCがインターネットに接続できる環境にあるのなら,ファイル交換に無理にBluetoothを利用する必要はないだろう。 前のページへ戻る[斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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