写真公開:実在した「進化した悪質メール」とその対策(2/2)

画像読み込みをオフにするだけでOK

 この進化した悪質メール,詳しい手口はここでは明らかにすることができないが,自動で電話するというシステムは実は「画像読み込み」ということと密接な関係がある。

 よって対策としては,N502itならiモードの「各種設定」-「共通設定」-「画像表示設定」から,画像読み込み「なし」に設定を行えばいいのだ。これで以後こうしたメールを受信しても自動で電話がかからなくなるほか,既に受信してしまったメールに関しても普通のメール同様「Menu」が表示され削除することができるようになる。もちろん左右キーでほかのメールを閲覧する操作も可能になる。画像読み込み処理を,端末側でしないようにするだけで,「特定コマンド」を無力化することができるのである。

 もちろんこの設定にするとほかの一切の画像を読み込めなくなる。しかし本来iモードのサイトはテキストベースであり,画像を表示させるサイトは比較的少ない。また,画像を表示させたい時だけ画像読み込みをオンにすれば,画像を読み込むことはできるわけだ。

メールを件名でなく送信者名で表示しよう

 さらに推奨したいのが,メールを件名でなく送信者名で表示させるやりかただ。メーカーに問い合わせたところN502itでは不可能なのだが,「P503i」など一部の端末ではメールが届いた際に,件名ではなく送信者名などで一覧表示させることができる(P503iの場合:受信メール一覧表示画面から「サブメニュー」-「一覧表示切替」)。

 迷惑メールか友人からのメールかを見分けるのに,件名ではだまされることも多い。件名を「Re:」とか「昨日のことだけど」などにされたら,おもわず開封してしまうこともあるだろう。そうならないよう,妙なメールは送信者できっちり確認して,知らない相手からのものは開けずに捨ててしまうのが一番なのだ。

 なお,迷惑メールをそもそも受信しにくくなる方法として,「iMenu」-「オプション設定」-「メール設定」-「メールアドレス変更」から,アドレスを英数字混じりのものに変更しておくことが有効なことはいうまでもない。

反応する端末は意外に少ない?

 今回,ほかの端末でもいろいろと試したのだが,N502it以外ではなかなか反応する端末は見つからなかった。ドコモの発表からいけば1300万台もの端末がこのメール被害を受けるはずなのだが,どうも全てが同じ反応を見せるわけではなさそうだ。

 また先述のとおり,「強制メール送信」のほうに反応する端末は,今回編集部では見つからなかった。N502itにしても,型番が同じといっても時期によって微妙に仕様を改善している場合があるため,N502itなら必ず反応するともいいがたい。それほど怖れる必要はないといえるだろう。

 とはいっても,どうしても嫌なら買い換えることになるだろう。ドコモによれば,7月以降発売の端末では対策を講じるという。

 現在,インターネット上ではさまざまな噂がとびかっている。確かにこうしたメールは素人でも簡単に作ることができるし,作り方もある種のWebサイトでは公開されていることもあるようだ。

 しかし,上記のような対策をしっかり行えば,むやみに怖れる必要はない。大事なのは実情を“知る”こと。携帯端末が複雑化する昨今,これはますます大切になってくるといえるだろう。

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[杉浦正武,ITmedia]

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