雑誌のバーコードをなぞるだけ――携帯電話がサイトに自動アクセスするシステム登場ウィナは雑誌などに掲載されたバーコードを読み取ることで,自動で対応サイトにアクセスさせる携帯電話接続型バーコードリーダーを発売する。
ウィナはブラウザフォンおよびPCをバーコードから関連サイトに自動でアクセスさせるシステム「Hyperlink2」を,今後米AirClicと共同で開発,マーケティングを行うことに合意したと7月11日に発表した。既にバーコードリーダーのプロトタイプは完成しており,今後改良版を販売していくという。 これは雑誌などに記載したバーコードをバーコードリーダーで読み取り,それをブラウザフォンなどと接続することで,自動でそのバーコードに対応したサイトにアクセスさせるというシステム。ブラウザフォンのほかにPCに接続するバーコードリーダーも用意されている。どちらもバーコードを記載した雑誌などとセットで,9800円で販売するという。
現在,iモードに対応しており,EZwebは試作品の段階。J-skyにはまだ対応していない。PCの方はWindows 98/2000/Meに対応している。 バーコードは「雑誌などに記載しても邪魔にならないよう開発したもので,通常のバーコードより細長い」(ウィナ)。このバーコードが,データベースで各サイトに対応するよう割り振られているという。雑誌や広告の端の方にバーコードを記載することで,対応サイトへのアクセスを促すような用途が考えられる。 なお,市販の製品に付属する一般のバーコードを読み取ることも可能で,ウィナとタイアップすればそのバーコードを特定サイトに割り当てることもできる。「たとえばキャンペーン企画で商品を発売し,そのバーコードを読み取れば景品のページにジャンプするようにも可能」(ウィナ) 現在同社はさまざまなサイトをバーコードに割り当てた雑誌を制作し,バーコードリーダーとセットで販売している。雑誌には世界のラジオサイトも取り上げられており,雑誌からバーコードでアクセスすればPC上で音楽を再生することも可能になっている。 一覧性のある紙でこそ……ウィナは“一覧性のある紙でサイトを確認してから,サイトにアクセスすることの利便性”を強調する。 「たとえばKDDIの“ezplus”アプリの一覧を掲載し,各サイトにバーコードを載せておく。ユーザーは紙で各サイトを閲覧した上で,興味があるサイトにすぐアクセスできる」(ウィナ) 現在,携帯電話のURL入力は手間がかかるため,さまざまな方法が提案されている(6月22日の記事参照)。このバーコードを利用するという手法も,そうした「解決策」候補の1つといえる。ちなみにEricssonやMotorolaからは,バーコードリーダーを内蔵した携帯端末が既に発売されている。 [杉浦正武,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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