Ericsson,新会社設立で携帯電話技術のライセンス事業を促進

先日ソニーと携帯電話端末事業の合弁会社設立に正式合意したEricsson。今後携帯電話がGPRS,EDGE,W-CDMA技術に移行する中,携帯電話技術のライセンス事業を推進するという。

【国内記事】 2001年9月3日更新

 スウェーデンのEricssonは8月31日,新会社Ericsson Mobile Platoformsを設立し,2.5G,3G技術プラットフォームに関して同社が所有する知的財産のライセンス事業を促進すると発表した。GSM携帯電話市場がGPRS,EDGE,W-CDMA技術に移行しつつある中で,Ericssonは新会社を通じてほかのメーカーに技術を供与し,ワイヤレス業界を活性化するという。

 Ericssonの提供するプラットフォームには,コンポーネント仕様書の完全版,回路のレイアウトとソフトウェアが含まれる。同社は,プラットフォームのカスタマイズのサポートなども行う。

 OEMメーカーはこのプラットフォームを採用することで,限られた研究開発費で迅速に新製品を開発でき,アプリケーションやデザイン,流通やブランドなどの面に力を入れ,他社との差別化が図れるようになるという。

 Ericssonのプラットフォーム事業は今年の初めからスタートしており,9月1日から新会社Ericsson Mobile Platformsに統合された。Erissonの携帯電話事業は10月1日に発足するソニーとの合弁会社に併合されるが(8月29日の記事参照),新会社と技術資産はBluetoothライセンス事業と共に引き続きEricssonグループに留まるという。

[ITmedia]

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