携帯出荷台数，2カ月連続マイナス──7月携帯・PHS国内出荷実績

海外に続き，国内でも携帯失速の兆候あり。ただし金額では前年を上回っている。

【国内記事】

2001年9月10日更新

　電子情報技術産業協会（JEITA）は9月10日，7月の移動電話機国内出荷実績を発表した。国内出荷数量は386万4000台で，前年比98.5％と2カ月連続のマイナス成長だった。

	2001年7月	前年比（％）
携帯・自動車電話	358万9000台	99.6
公衆用PHS	27万5000台	86.3
移動電話計	386万4000台	98.5

　携帯・自動車電話の国内出荷量は358万9000台で，前年比99.6％とわずかながら前年を下回った。JEITAでは「新規加入者の頭打ち傾向や，買い替え需要の減速が影響した」と見ている。一方，「高精細カラー液晶画面やデジタルカメラ搭載機など高価格品の出荷比率が高まったため」（JEITA），金額では前年を上回っている。

　PHSは27万5000台，前年比86.3％と5カ月連続で前年を下回った。JEITAは「回復の兆しは見えない」としている。

[斎藤健二，ITmedia]

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