2次元バーコードを利用した携帯電話によるCRMシステムが登場

【国内記事】

2001年9月11日更新

　日本システムプロジェクトは小売店業者向けに，携帯電話を利用したCRM（顧客関係性マネジメント）支援システムとして「PHP（Pointcard by Handy Phones）システム」を開発したと発表した。ASPサービスの形式で，会員1万人あたり月額10万円で販売する。

　このシステムでは従来のポイントカードの代わりに，会員が自分の携帯電話を使って店舗のWebページからポイント情報を2次元バーコードのかたちでダウンロードする。店舗側ではPOS端末に接続された専用の読み取り機で読み取ることで，顧客の最新のポイント情報を取得・管理できるという。

　会員は過去の買い上げ履歴明細を参照できるほか，ポイント情報など店舗からの最新情報を参照することが可能。一方，小売店側では会員データべースの中から，過去にある商品を買った会員などをターゲットとして特売情報や，クーポン券発行などのサービスをメール送信できるなどの利点があるという。

[杉浦正武，ITmedia]

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