ライトユーザー向け,最安カラーPDA「カシオペア“ラジェンダ”BE-500」登場カシオペアの新機種が登場した。“現行商品の中では一番安い”という価格を武器に,エントリー層の取り込みを狙う。
カシオ計算機は9月13日,カラー液晶でTypeII CFカードスロットを備えたPDA「カシオペア“ラジェンダ”BE-500」を10月20日より発売すると発表した。ラジェンダは米国で先日発売された「BE-300」の日本版。価格はオープンプライスだが,実売価格は3万円台の半ばになるという。
カラーモデルとしては一番安いPDAラジェンダことBE-500の魅力を,カシオ計算機の広報に聞いた。 「カラーとしては一番安いPDA。確かにもっと安価なPDAも市場にはあるが(8月16日の記事参照),それらは型落ちであって,現行のカラーの製品ではこれが一番安い。こちらで調べた限りでは,(PDA製品として)今一番安いのはCLIE(PEG-N600C)とVisor Prismだが,どちらも3万9800円前後だ」(カシオ計算機) 米国でも299ドルという低価格を実現したPDAの日本版だけに,その安さは保証済みだ。一方機能の方も,目に見えて劣っているということはない。 「OSにはWindows CE 3.0を採用,CPUにMIPS系のVR4131/166MHzを搭載している。液晶にはSTNカラー3万2000色を搭載。いずれもハイエンド向け『カシオペア E-750』の200MHz,TFT液晶6万5000色といったスペックより劣りはするが,必要十分な機能を備えているといえる」(カシオ計算機) 本体サイズは76×121×17.9ミリと小型になり,重量も約158グラム。同社はこの“ラジェンダ”を新世代のワイヤレスPDAにおけるスタンダードモデルに位置付け,新たなユーザー層の獲得を目指して積極的な展開を図るという。
メニュー構成も独自のスタイルにラジェンダにはPocket WordやPocket ExcelなどMicrosoft純正のPIMなどはバンドルされていない。しかしそれにより必要な機能のみを載せることに成功し,コストを抑えるという結果につながっている。 「トップ画面はPocket PCと異なり,ランチャーが並んだシンプルなメニュー形式になっている。画面右上をタップすればソフトを終了してトップ画面に戻るなど,分かりやすい」(カシオ計算機) なお,メニューの中にはスケジューラ/住所録といったPIM系の機能,およびメーラーなどが用意されている。CFカードスロットによる拡張性もあり,「P-in m@ster」「C@rdH" 64petit」といったPHSカードを挿して通信することが可能。音楽再生や動画再生ソフトもはじめからバンドルされているという。 イタリア語およびフランス語で「手帳」を意味するこの“ラジェンダ”BE-500,今後カシオ計算機のモバイル専用サイトでソフトのダウンロード販売も行われる予定だ。
[杉浦正武,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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