第1弾は「モンスターメーカー」――NTT-Xがコンテンツ事業に参入

gooを運営するNTT-Xは17日,iアプリによるロールプレイングゲームを提供すると発表した。今後モバイルコンテンツサービスを開始するとともに,コンテンツ配信のノウハウをITコンサルティングに生かす。

【国内記事】 2001年9月17日更新

 NTT-Xは9月17日,レイヤーエイトテクノロジーズと提携し,iモード向け公式サイトを開設したと発表した。サイトではロールプレイングゲーム形式のiアプリ「モンスターメーカー」を配信する。

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左からNTT-X第1ソリューション部の森安健治課長,レイヤーエイトテクノロジーズソフトウェア部の山崎裕二部長

 NTT-Xは国内の大手ポータルサイト「goo」を運営する企業。一方でITコンサルティングサービスや,企画を持ち込めばワンストップでコンテンツに仕上げるプラットフォームサービス「XnetBooster」などをドワンゴと提携して行っている。

 今回,第3世代携帯電話により端末能力が高度化し,モバイルコンテンツサービスの市場が拡大すると予測。2003年には有料デジタルコンテンツ利用料が1兆412億円に上るとの見通しの元,Javaテクノロジーに強いレイヤーエイトテクノロジーズと提携してモバイル・エンタテインメントへの参入を決めた。今後,コンテンツ配信のノウハウをITコンサルティングにも生かしていくという。

来年度の事業売り上げは10億円

 第1弾として本日から提供されるゲームは「モンスターメーカー」。これは10年前にカードゲームの先駆けとして生まれたもので,ゲームボーイなど家庭用ゲーム機向けコンテンツにもなったものだ。今年は“復活の年”として,iアプリのほかにゲームボーイアドバンスやカードゲームでもコンテンツが同時展開される。

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(C)(有)デジタル・デヴィル,(株)シップス,九月姫

 iアプリのモンスターメーカーは,ゲーム進行に必要なデータがストーリーのステージごとに区分されており,随時ダウンロードして取り込む方式。各ダンジョンでのアプリ起動中はほとんど通信を行う必要がなく,パケット代を節約できるという。

 さらにネットワーク機能を使って,オークションやギフトといったコミュニケーションツールとして楽しむことができるようになっている。強くなったキャラなどを保有しているユーザーは,ネット上のランキングで表彰されるという。

 九月姫が描くキャラクターにより,女性にも受け入れられる世界が展開されている。料金は月額300円で,アクセス方法は「メニューリスト」-「ゲーム」-「ロールプレイング」。

コンテンツは今年度中にさらに6コンテンツを提供する予定。来年度にはゲーム・非ゲームも含めて20コンテンツ程度を追加し,ソリューションなども含めて関連事業全体で10億円の売り上げを目指すという。

[杉浦正武,ITmedia]

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