魅惑の“海外モバイルツアー”――WORLD PC EXPO 2001

WORLD PC EXPO 2001では,海外企業も多く製品を出品している。赤外線通信モジュールに珍しいPDA,はたまたカエルまで飛び出して……?

【国内記事】 2001年9月20日更新

 幕張メッセで開催されているWORLD PC EXPO 2001では,海外の企業によるモバイル製品の出展も多い。日本ではなかなかお目にかかれない製品をまとめてみた。

SUNIX GROUP――赤外線でPDAと周辺機器と接続

 1ホールの台湾パビリオンでは,SUNIX GROUPが赤外線でPDAと周辺機器を接続するモジュール「PDApex」を展示している(9月20日の記事参照)。

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キーボードを操作すると,PDA上に文字が入力される

 PDApexは赤外線通信で,キーボードやプリンタ,モデムなどとPDAを接続するためのアダプタ。側面にあるPS2ポートまたは上部にあるシリアルコネクタで周辺機器とこの製品をつなげば,製品とPDA間でワイヤレス接続が実現するという。

 台湾でも1カ月前に発売されたばかりで,価格は60ドル。利用にあたってはあらかじめ同社Webサイト上からソフトをダウンロードする必要がある。現在日本で販売代理店を探しているのだという。

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ちなみに台湾パビリオンでは,中国の天津で販売されているという携帯電話やPDAも見ることができる

FrogPad――PDA用小型キーボード

 1ホールのJETRO(日本貿易振興会)ブースでは,FrogPadがPDAに接続する小型のキーボード「FrogPad」を展示している。これは9月19日に米国で発表されたばかりの,一風変わった入力方法を用いたキーボードだ。PalmデバイスやPCに接続できる。

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 キーの白く書かれた文字(たとえば,「A」)を入力したいときはそのまま該当するキーを叩き,緑で印刷された文字(たとえば,「A」と同じキーに表示されている「J」)を入力したいときは両端にある緑の線が入ったキーを押しながら対象となるキーを叩く。

 これにより19個のキーに,英語表記の101の入力文字を代替させる。キーボードをコンパクトにして,「片手で操作できる」(説明員)のが狙いだ。PC用はケーブルで接続するが,PDA用にはケーブルのほかに対衝撃性に優れコンパクトにまとまる“ドッキングケース”が用意される。現在PDAはPalmデバイスのみ対応だが,今後携帯電話やPalmデバイス以外のPDAにも対応し,それぞれドッキングケースが発売される予定だ。

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ドッキングケースにはコネクタがついている

 現在同社Webサイト上でオンライン販売を行っており,価格はPC用が79ドル,PDA用が99.95ドル。ドッキングケースは単体で99.95ドルで,PDA用FrogPadとセットなら169.90ドルだという。

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ちなみにJETROブースでは小型の見慣れないPDA「Radio2000」も展示されていた。PIM機能やFMラジオとして使用できるという

Elitegroup Computer Systems――メモリースティックがささるPDA

 6ホールのメモリースティックパビリオンでは見かけないPDAが参考出展されている。下の写真は台湾企業Elitegroup Computer Systemsの「EPD30」だ。

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 Penbex OSというOSを搭載しており,メモリースティックを挿すことができるのが特徴。CPUはDragonBallで,クロック周波数が16MHzとなっている。現在日本での発売予定はないが,販売代理店を探している状況だ。

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さらにその隣りには,Visorにメモリースティックを挿すことを可能にするというPortable Innovation TechnologyのSpringboardモジュール「MemPlug」が展示されている

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ちなみに会場では“海外の”女性コンパニオンも見ることができる(本文とはあまり関係ありません)

[杉浦正武,ITmedia]

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