KDDI,DIONのユーザーを対象としたホームページの自動更新通知サービスを開始KDDIは10月18日より,同社が運営するISP「DION」のユーザーを対象にホームページ更新通知サービス「お知らせくん」を提供すると発表した。DION内にホームページを持つユーザーは,Webページに「お知らせくんボタン」を置だけで,サイト更新告知メールを希望するユーザーへのメール配信サービスを受けられる。
KDDIは,同社のISP「DION」の契約ユーザーを対象に,ホームページ更新通知サービス「お知らせくん」を提供すると発表した。サービスは10月18日から開始され,料金は1カ月200円。申し込み月+1カ月は試用期間のため無料となり,2001年12月末までに申し込んだユーザーは2002年の1月末まで無料で利用できる。料金は「お知らせくんボタン」を設置するWebサイトのオーナーに課金されるもので,更新メールを受け取るユーザーに料金はかからない。 「お知らせくん」には,任意のホームページを監視,ホームページが更新されると携帯電話やPCに自動的に変更通知をメールする,プーマッテック ジャパンのサーバ用ソフト「Mind-it」が使用されている。同社は既にサーバ管理者向けに「Mind-itボタンサービス」を開始しているが (6月21日の記事参照) ,ISPと組んでコンシューマー向けにサービスを提供するのは今回が初めて。 プーマテックによれば,米国ではサーバのスケーラビリティのテストも兼ねて,無料で同種のサービスを開始しており,現在5万5000サイト,200万URLにボタンが置かれ,350万通の通知メールが流れているという。こちらも近い将来,有料サービスを開始する予定であるなど,ビジネスとして成立する手応えを感じているようだ。
面倒な手続きなしに,サイトの更新情報を希望者にメール配信可能ホームページ更新通知サービス「お知らせくん」は,まず,DION内にサイトを持つユーザーが,更新を告知したいホームページに「お知らせくんボタン」を置くことでサービスを導入できる。ホームページの読者が,定期的に更新情報を知らせてほしいと思った場合,サイト内にある「お知らせくんボタン」を押すと,Mind-itサーバに用意されている登録ページに飛び,メールアドレスの受け付けが行われる。ホームページの読者は,メールアドレスを入力するだけで,希望するWebページの更新情報をメールで受け取れるようになる。
更新情報の登録が終了すると,その旨が明記されたメールが届き,ここには登録したサイトのURLと,登録を解除するためのURLが記載されている。「登録時のユーザーの敷居を低くするために,パスワードやIDによる管理は行わないことにしたが,それでは迷惑メールとして利用されてしまう可能性もある。登録完了のメールと更新通知のメールに登録解除のURLを常に入れることで,迷惑メールを防止でき,また,更新通知の必要がなくなったサイトの解除もスムーズに行える」 (プーマテックの鈴木尚志取締役) 「お知らせくん」は,本サービス開始に先立って試験サービスが行われ,ユーザーからの要望が反映された形で本サービスの開始を迎える。主にHTMLの知識がある人向けの改善となっているが,下記のようなカスタマイズを行える。
試験サービスの反響について,プーマテックの鈴木尚志取締役は「試験サービスは1000名の申し込み者の中から300人を選んで開始した。実際に『お知らせくんボタン』が設置された180ページほどで,利用者からのアンケートによれば,『読者とのつながりをより実感できるようになった』という前向きな感想が多かった」という。 「お知らせくん」サービスを有料で行うことについては「ユーザーから寄せられた要望の反映や,『自分のホームページに何人が登録されているのか知りたい』というニーズに応えて登録者数を把握できるようにするなど,付加価値を付けることで有料のサービスとして成立すると考えた」 (プーマテック 鈴木尚志取締役) プーマテックはKDDIと共に,さらなるサービスの拡張を考えており,掲示板である特定の個人が書き込みをしたらメールが届く,などといったサービスや,iモード勝手サイトでの「お知らせくん」サービスの開始なども予定しているという。 [後藤祥子,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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