PDABOOKはPocket PCのキラーコンテンツになるか?将来的にはグラビア誌やコミックも現時点では.BOOK形式だけの提供になるが,同社ではこの形式だけにこだわっているわけではないという。またPalm OSなどに対応したT-Timeがリリースされれば,対応した.BOOKを扱う予定もあるという。「PDAで読める電子ブックなら,どんな形式の書籍でも取り扱っていく予定。アメリカではPDF用電子ブックビューワなどが出始めているが,日本でも同じような動きが出てくれば,取り扱うことになるだろう」(佐々木氏)。 ただ,グラビア誌やコミックのような書籍はどうしてもデータが重くなってしまう。「ダウンロードや読む際の快適さを考えると,マシンのスペックがさらに上がる来年ないし再来年の提供になるのではないか」 (同) 。 また,将来的には,新聞など速報性のある媒体の提供や,初めから電子ブックのみで販売することを前提としたインディーズ作品のリリースも予定しているという。 PCが普及した昨今では,ディスプレイ上で文章を読むことに抵抗のない人が増えている。また,嗜好の多様化が進み,本のジャンルも増えていく一方だ。半面,出版社は読者の多様化について行けず,返本率の上昇や,休眠資産の増加といった問題に喘いでいる。そんな時代だけに,このPDABOOK.JPがPDA普及の起爆剤になりうるかもしれない。 12月1日発売予定のラインアップ
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