KDDI,ezmovie作成ツール,WAP2.0の仕様などを11月30日より公開

12月1日より順次発売されるムービーケータイ。自分で撮影したムービーをムービーケータイで閲覧できるよう変換するソフトが無償で提供される。

【国内記事】 2001年11月29日更新

 KDDIは,12月1日以降順次発売される,cdmaOne C3000,C5000シリーズに関する技術情報やツールなどを1月30日17時より公開予定であると発表した。「動画 (ezmovie) 作成に関する仕様とツール」「XHTMLに対応したホームページ記述方法」「ezplusの追加機能」「EZサーバのIPアドレス一覧」「SSL通信の方法」に関する詳細が公開されるという。

 また同社では同日より,東芝製ムービーケータイ「C5001T」の12月1日発売に伴い,動画変換ツール「ezmovie作成ソフトLite」を同社Web内の「EZweb on the Street」にて無償で公開する。

 ezmovieは,画像圧縮方式にMPEG-4,ファイルフォーマットにMP4を採用したムービーケータイ向けの動画配信サービス。ユーザーは,サイトから動画をダウンロードして閲覧できるほか,携帯電話用動画コンテンツを作成して配信したり,携帯電話同士でのやりとりもできる。

 動画作成ツール「ezmovie作成ソフトLite」は,動画撮影機能付きデジタルカメラやDVビデオカメラなどで撮った動画をパソコンに取り込み,ezmovieファイルに変換するツール。「メール送信用ファイル」 (最大100Kバイト) と,「ダウンロード用」 (最大240Kバイト) 「ショートストリーミング用」 (最大140Kバイト) の3タイプのムービーの書き出しが行える。

自分で撮影したムービーを携帯で閲覧可能,URLなどの埋め込みもOK

 ezmovieファイルには,URLやPhone to,Mail toのタグを埋め込み可能なテロップの挿入が可能。作成したムービーは,PCから送信する電子メールに添付して動画メールとしてムービーケータイに送信でき,ムービーケータイ同士による動画メールのやりとりや,データフォルダへの保存も行える。

 KDDI広報によれば「ezmovie作成ソフトLiteでezmovieファイルを書き出すと,頭の20秒から30秒のところで切れてしまうので,あらかじめ見せたいシーンを編集しておくことをお勧めする」という。

 ezmovie作成ソフトLiteは,Windows版のみ提供される。動作環境はPentium III/800MHz以上のCPU,Windows 98/2000/XPを搭載したマシン。Macintosh版については「現在検討中」 (KDDI広報)

 ezmovieは,ステレオ音楽やMP3に対応していることが特徴だが,ezmovie作成ソフトLiteでは,これらの作成はサポートされない。クオリティの高いezmovieファイルを作成するにはコンテンツプロバイダとしてKDDIと契約し,ツールを入手することになる。プロ向けツールの個人向け販売はいまのところ予定されていないという。

[後藤祥子,ITmedia]

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