ソフコン2002 3rd Edition featuring l'agenda"
第1回 開発環境を入手しよう!

マイクロソフト,WindowsCE FAN,カシオ計算機およびZDNet JAPANの4社共同主催で,カシオのPDA「ラジェンダ」向けのソフトウェアコンテスト,「Windows CEソフトウェアコンテスト2002 3rd Edition featuring l'agenda」が開催される。コンテスト参加に向けて,ソフト開発の手順をご紹介しよう。

Photo

【国内記事】 2001年11月30日更新

l'agenda用ソフトの開発を行うには?

 l'agenda用ソフトの開発を行うには,原則としてWindows CE用の開発ツールが必要である。幸いにもWindows CE用開発ツール「eMbedded Visual Tools3.0」(eMVT3.0) は,無償で提供されており,ダウンロードするか,CD-ROMを実費相当で郵送してもらうかのどちらかで入手できる。(後述のように本ソフトウェアコンテストにエントリし希望した人には郵送されることになっている)

 ダウンロードは,米MicrosoftのWebページから行える。

 ただしダウンロードできるのは英語版。それにファイルサイズは304Mバイトもあり,ブロードバンド環境でない限り,なかなかダウンロードは難しい。CD-ROMの郵送購入は,マイクロソフトのWebページから申し込める。ただし,実費(1700円)が必要である。

 なお,郵送されるCD-ROMの郵送は日本語版。eMVT3.0にPocketPCやH/PC Pro3.0用のSDKが付属するため,この開発ツールを入手することで,Pocket PCやH/PC Pro3.0用のソフトなどを開発することが可能となる。したがって,l'agenda用のソフトを開発するためにはl'agenda用のSDKを入手し,インストールしなければならない。

l'agenda用SDK

 ここでl'agenda用のSDKにどのようなものが入っているのかを見てみよう。

Photo

 まず,C/C++での開発に必要なライブラリがある。MFCやATLでの開発も可能であり,これはほかのWindows CE用とほぼ同等である(ただし,l'agendaの場合,ATLの動作確認は行われていない) 。

 しかし,ほかのWindows CE用SDKにはたいてい入っているが,l'agenda用には入っていないものもある。まず,VisualBasic用のランタイムが存在しない。つまりl'agenda用ソフトはeMbedded Visual Basic で開発できないということである。また,エミュレータも存在していない。開発したソフトウェアの動作確認には必ず実機が必要である。

 逆にl'agenda用のSDKに特有のものもいくつかある。その代表はインストーラだろう。l'agendaには専用のインストーラが必要で,それを作成するためのソフトが付属している。またeMVTで開発するのに必要となる接続ソフトも付属している。面白いところでは画面キャプチャ用のツールも付属している。

 そのl'agenda用SDKの入手は,今回のソフコンにエントリーし,希望することで郵送される。

ソフコンにエントリーしてツールをゲット!

 ソフコンにWeb上からエントリーを行い,希望すると,事務局からeMbedded Visual Tools 3.0日本語版とl'agenda SDKが郵送される。ソフコンにエントリするには,下のリンクページにいき,フォームへ必要事項を書き込んで,クリックするだけだ。条件などはエントリーページを見てほしい。

 またl'agenda SDKは,エントリー時に必要事項を記入することで,エントリー後ダウンロードすることも可能だ。既にeMVTを持っている人はCD-ROMの郵送を待たずとも開発/移植作業に入ることができる。

[古原伸介,ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



モバイルショップ

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!