なぜ「HUAWEI WATCH 6」は忙しい大人の相棒になり得るのか? 進化したデザインと先進テクノロジーの中身(1/2 ページ)
HUAWEIの最新スマートウォッチ「HUAWEI WATCH 6」は、日々の健康チェックを腕の上で完結できるのが特徴だ。独自のセンサー「HUAWEI X-TAP」をタップすることで、9項目のデータをまとめて測定できる。健康データをまとめて測り、変化を自分の過去と比べながら生活を整えたい人にオススメしたい。
毎日の体調管理が大事だと分かっていても、仕事が立て込むと自分のケアは後回しになりがちだ。眠れているのか、ストレスがたまっていないか、運動が足りているのか、逆に無理をしていないか――気に掛けるべきことは意外と多く、1つずつ測って記録する時間はなかなか取れないという人は多いだろう。
HUAWEI(ファーウェイ)の最新スマートウォッチ「HUAWEI WATCH 6」は、そうした日々の健康チェックを腕の上で済ませることを前提に作られている。同社のフラグシップ技術を最速で投入する「HUAWEI WATCH」シリーズの2026年モデルで、10月21日に発売される。価格は46mmと42mmともに7万1280円だ。
今回は発売前に46mmのブラックを試用した他、9月末には深センと東莞(とうかん)にあるHUAWEIの拠点を訪ね、ウェアラブル開発を率いる担当者から健康機能の考え方を聞いた。このモデルがどんな進化を遂げ、何を目指してられているのかを見ていこう。
より薄くて軽量に ラグの端がはみ出さない仕様に
HUAWEI WATCH 6は46mm(ブラック)と42mm(ゴールド)の2サイズ展開だ。ケース素材は46mmがステンレススチール、42mmがアルミニウム合金を採用している。42mmモデルの重量は前モデル(HUAWEI WATCH 5)よりも13g軽い、約38gに収まった。
ディスプレイは46mmが1.5型、42mmが1.38型の有機ELを備える。解像度はどちらも466×466ピクセルで、ピーク輝度は最大3000ニトあり、日差しの下でも視認性は良好だ。表示内容に応じて画面の書き換え頻度を落とすLTPO 2.0のパネルを採用しており、常時表示にも対応する。
画面は真円で、一般的な腕時計と同じ丸い文字盤がそのまま顔になる。角の丸い長方形の画面を持つスマートウォッチと違い、アナログ針のウォッチフェースを選んでも画面の四隅が余らないのがうれしい。ベゼルは細く、ウォッチフェースの目盛りは画面の縁まで描かれる。画面を覆うサファイアガラスは球面で、縁に向かってなだらかかカーブを描く。
試用した46mmのブラックは、ケースの仕上げを場所ごとに変えている。側面は外周に沿って横方向のヘアラインを入れ、上面からラグにかけてはつやを消した面にしてあり、光の返し方が違う。ガラスの縁をなぞる細いリングだけが鏡面で、腕を動かすとそこに線状の光が走って洗練された印象を与えてくれる。
厚さは46mmが10.9mmで、HUAWEI WATCH 5より0.4mm薄くなった。ラグは短いC字型で、バンドはケースの幅の内側に付くため、横から見ても付け根が外に張り出さない。筆者の手首では、46mmでもラグの端が手首の幅からはみ出さなかった。重さはベルトを除いて約60gだ。
ベルトはフルオロエラストマー製の「EasyCrossベルト」で、柔らかく、着け心地がよい。留めると剣先と金属のバックルが手首の内側に来て、手の甲側から見えるのはケースから出た1本のベルトだけ。運動中や日常の動作でイヤフォンや服の袖に引っ掛かりにくくなった。地味ながら、これも従来モデルから進化した点だ。
ホーム画面のデザインも一新した。心拍数や天気、音楽の操作といったカードを好みの順に並べる「自分のウィジェット」を備え、ウォッチフェースは70種類以上のカードを組み合わせてカスタマイズできる。ペットをテーマにしたアニメーションのフェースも用意するので、毎日装着しても飽きないこと間違いなしだ。
ワンタッチで手軽に“ミニ健康診断”ができる「Health Glance」
続いて、HUAWEI WATCH 6のヘルスケア機能をチェックしていこう。右側面のリューズとボタンの間には、「HUAWEI X-TAP」と呼ぶセンサーの窓がある。圧力センサー、心電図の電極、PPG(光学式)センサーを1つのモジュールにまとめたもので、ここに指先を当てて測る「Health Glance」はHUAWEI WATCH 5に続く2世代目になった。
使い方は、X-TAPを3秒長押ししてHealth Glanceを起動し、画面の指示に従って指先を当てる。最初の30秒は指先を当てたまま待ち、次の15秒は指を離して手首の裏のセンサーだけで測り、最後の15秒はウォッチに向かって咳をして呼吸チェックを行う。全ての計測は約60秒で完了する。
心拍数、心拍変動(HRV)、血中酸素、皮膚温、ストレス、情緒、心電図、呼吸チェック、睡眠中呼吸乱れ検知の9項目をまとめて測り、結果はウォッチとHUAWEI Healthアプリの両方にレポートとして残る。
心電図は心房細動の兆候の有無まで判定するもので、日本のプログラム医療機器承認(承認番号:30600BZI00035000)を取得している。呼吸チェックでは肺活量(FVC)と1秒率(FEV1/FVC)の推定値が出る。筆者が測ったところ、9項目とも異常はなく、心電図は正常なリズムを示す「洞調律」、呼吸チェックは「良好」と判定された(※)。
HUAWEIによると、HUAWEI WATCH 6のX-TAPはPPGセンサーを12チャンネル化し、圧力センサーと合わせた応答性をHUAWEI WATCH 5の2倍に高めた。同社は前モデルで指摘のあった反応のしにくさを改善したと説明しており、HUAWEI WATCH 6では指を置くとすぐに測定が始まる。
「ヘルスインサイト」は、着けている間に自動で集まるデータを読む機能で、長期のトレンド分析と、HUAWEI WATCH 6で加わった「からだステータス」の2つが含まれる。トレンド分析は安静時心拍数や睡眠、ストレス、歩数といったデータを追い、一般的な基準ではなく自分自身の過去と比べて、改善したか悪化したかを示す。筆者のウォッチには「睡眠中の心拍変動が2025年より8ミリ秒高く、1日のエクササイズ時間が13分増えたことと関連している可能性がある」という分析が出ていた。
「からだステータス」は、前日までの活動量と消費エネルギー、睡眠による回復状態から、朝起きた時点の体の準備度合いを100点満点で示す。心拍数、心拍変動、情緒、ストレスを組み合わせて算出し、5段階に分類する。算出には3日以上の装着と夜間3時間以上の睡眠データが必要で、筆者の場合、睡眠が2時間半にとどまった日の翌朝はスコアが出なかった。
Health Glanceで測定し、ヘルスインサイトでレポートを確認することで、日々の“トータルヘルスケアチェック”を手軽に行える。この測定→確認をルーティン化すれば、思わぬ体調の変化を発見できる可能性が高い。そして長期的な傾向も分かるので、短期間では気付きにくい改善点も把握できそうだ。
治療から予防へ、HUAWEIが健康機能で重視する考え方
X-TAPが手首の裏ではなく指先で測るのは、血管の密度が高い指先の方が血中酸素を速く正確に測れるからだ。医療用のパルスオキシメーターが指に挟む形なのと同じ理屈だと、HUAWEIデバイスでウェアラブル&スポーツヘルスケア部門のバイスプレジデントを務めるキョウ・ゲンショウ氏は説明する。ただし測定中は他のことができないので、必要な場面だけ能動的に測る方式を、手首の裏の受動的な測定と組み合わせた。
Health Glanceの60秒という時間は、当初90秒で設計したものを、1分を超えると途中でやめる人が出るというユーザー調査の結果から縮めたものだ。ユーザーからは「60秒なら受け入れられるが、その代わり測れる項目を増やしてほしい」という要望があったため、今は60秒の中で項目を増やすことを研究しているという。
手首の裏のセンサーで測り続けるヘルスインサイトは、「腕時計型の機器の価値は長い周期で測り続けられることにある」という考えから来ている。腕時計を病院の大型機器と同じ精度にすることは、体積と消費電力の制約から現実的ではないとキョウ氏は考える。代わりに24時間、入浴中や水泳中も含めて測り続ければ、病院で1回測るだけでは見えない変化を捉えられる。血圧が朝に高くなる人もいれば夜に高くなる人もいて、測る時刻が合わなければ異常を見逃す、というのがその例だ。
精度の検証は、東莞のスポーツヘルスラボが担う。血中酸素なら基準となる医療機器と並べて測り、低酸素環境を再現する装置で高地での測定も確かめる。睡眠は脳波計(PSG)を着けて実際に眠り、ウォッチの判定と突き合わせる。ラボは4600平方メートル超の広さに80を超える測定技術を備える。
研究から製品になるまでには、病院や研究機関とのデータ収集、開発、HUAWEI社員による大規模なβテスト、外部ユーザーのβテストを経る。発売後に機能を大きく作り直した経験はほとんどなく、表示や操作手順の細かな調整を数え切れないほど重ねてきたとキョウ氏は振り返った。
キョウ氏は、コロナ禍以降、世界のユーザーが自分から健康を管理する意識を高めていると見ている。医療は病気になってから治す方向から、リスクを早く見つけて生活習慣で介入する方向へ移っていくという見立てで、日本の厚生労働省が予防を重視する政策を打ち出していることも挙げた。センサーとアルゴリズム、プラットフォームをまとめた基盤を同社は「HUAWEI TruSense」と呼び、HUAWEI WATCH 6の健康機能もその上に作られている。
提供:華為技術日本株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2026年10月31日
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