ニュース部門 2位以下に大きくリードを広げ Yahoo!ニュースが2連覇達成 事件や事故が起きたときに、ニュースサイトで第一報を知ったという人が増えてきた。ニュースサイトは、インターネットの醍醐味の一つである速報性を最も実感できるカテゴリだ。速報性だけでなく、ニュースの一覧性、検索性に優れているのもニュースサイトの特徴になってきた。

ニュース部門 DATA File

2000	1999		サイト名	URL	投票数
説明
1	1	→	Yahoo!ニュース	news.yahoo.co.jp/headlines	34294
ダントツの1位をキープしたYahoo!ニュース。ニュースから、ビジネスマン向けのプレスリリース、芸能情報まで幅広くカバー
2	2	→	NIKKEI NET	www.nikkei.co.jp	13646
Yahoo!ニュースには引き離されたが、2位をキープ。株式市場や円相場などのマーケット情報の充実ぶりはさすが
3	3	→	asahi.com	www.asahi.com	11717
ニュースの定番サイト。6月の「総選挙速報」のときには月間ページビューが1億を突破し、同サイトの最高を記録した
4	―	NEW	MSNニュース	news.msn.co.jp	10470
初ノミネートながら4位になったMSNニュース。新聞社、通信社からの記事に加え、MSNジャーナルといった独自ソースもある
5	8	↑	YOMIURI ON-LINE	www.yomiuri.co.jp	5229
新聞社系サイトの中ではいち早く動画配信を開始。新聞社系サイトでは珍しく、占いや人生案内など生活情報が充実している
6	10	↑	ZAKZAK	www.zakzak.co.jp	4952
「夕刊フジ」と「サンケイスポーツ」の記事を中心としたニュースサイト。芸能関連ニュースの充実度では抜きんでている
7	6	↓	産経Web	www.sankei.co.jp	4757
産経新聞社のニュースサイト。96年5月以降からの記事検索が可能。@nifty会員は本格的な電子朝刊の有料配信を受けられる
8	―	NEW	CNN.co.jp	www.cnn.co.jp	4748
CNNのサイトだけあって、国際的なニュースが充実している。関連記事や原文へのリンクも張られていて、情報を掘り下げられる
9	―	NEW	gooニュースチャンネル	channel.goo.ne.jp/news	4676
トピックスやトップニュースで閲覧性をアップ。gooチャンネル内のニュース記事データベースを検索できるサービスもある
10	4	↓	毎日インタラクティブ	www.mainichi.co.jp	4029
99年4位から後退してしまった毎日インタラクティブ。10分ごとのニュース更新や過去記事の検索機能はいまも健在

11〜17位ランキング

11	12	↑	ゲンダイネット	gendai.net
12	9	↓	中日新聞	www.chunichi.co.jp
13	―	NEW	Exciteニュース	www.excite.co.jp/news
14	―	NEW	Lycos ニュース	www.lycos.co.jp/news
15	―	NEW	インフォシークニュース	news.infoseek.co.jp
16	13	↓	KYODO NEWS ONLINE（共同通信社）	www.kyodo.co.jp
17	―	NEW	jijicom（時事通信社）	www.jiji.com

2000年の傾向

上位3位までのランキングは前回、前々回と変わらない。だが、数を見ると、Yahoo!ニュースが2位のNIKKEI NETを得票数で2倍以上、得票率でも16ポイント以上引き離している。99年は10.2ポイント差だったので、さらにリードを広げた形だ。 　2000年は、Yahoo!ニュースだけでなく、初ノミネートのMSNニュースも4位に入るなど、複数ソース集約型のサイトが躍進した。 　　逆に5〜9位までは、1000票内に5社がひしめく。複数ソース集約型、芸能・スポーツ系、国際色豊かなどそれぞれが個性があるサイトが並ぶ。これらのサイトは、目的に応じてユーザーに使い分けられている様子がうかがえる。ニュース部門、不動のベスト3の座を脅かすのはこのランキングの中から果たして出てくるのか。

Web of the Year 2000　7/19