News	2000年7月12日　 7:20 PM 更新

ソニー，8センチCD-R採用のマビカを発表

　ソニーは7月12日，メディアに8センチCD-Rを利用するデジタルスチルカメラ「CD-Rマビカ」（MVC-CD1000）を発表した。8センチCD-Rの容量は156Mバイトで，解像度1600×1200ピクセルの画像を最大160枚記録することができる。価格は17万5000円。8月1日より販売を開始するが，CD-1000は受注生産となる。

　CD1000は，1/2.7型211万画素CCDと光学10倍ズームレンズを装備。画像解像度は，1600×1200，1600×1072，1024×780，640×480ピクセルの4種類。MPEG1形式での動画撮影にも対応し，解像度160×112ピクセルのビデオメールモードでは，最大1分の動画をメディアに85本まで記録することが可能だ。そのほか，光学式手ぶれ補正機能や，12ビットA/Dコンバーターを備えている。

　CD1000に搭載される8センチCD-Rドライブは，ソニーが新たに開発したもの。書き込み速度は4倍速，読み込み速度は8倍速という仕様だ。また，撮影中の振動や衝撃への対策として，ショックアブソーバーを採用しているという。ソニーが発売する8センチCD-R「MCR-156A」の価格は，500円。5枚パック（2200円）も用意されている。

　メディアのフォーマットならびにファイナライズはカメラ内部で行われ，Windows 98以降のPC，ならびにMac OS 8.5.1以降を搭載するMacintoshで読み込むことが可能。ただし，MacintoshのCD-ROMドライブで再生するには，「Adaptec UDF VolumeAccess」をインストールする必要がある。また，CD1000はUSBインタフェースを備えているが，Macintoshには接続することはできない。

　電源には，同梱のインフォリチウム充電池を使用。連続撮影時間は，静止画撮影時（640×480ピクセル）で約100分となっている。本体サイズは，137（幅）×131（高さ）×212（奥行）ミリ。重量は，本体のみで約870グラム。

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