News 2000年7月13日 10:30 PM 更新

佐々木かをり氏が女性向けサイト「eWoman」を開設


佐々木かをり社長(左)とエディトリアルディレクターの松永真理氏
 イー・ウーマンは7月13日,女性向けポータルサイト「eWoman」を今年9月より開設すると発表した。イー・ウーマンは,元CBSキャスターで,「国際女性ビジネス会議」などを主催する佐々木かをり氏が3月に設立した会社。資本金は6億7190万円で,ベネッセコーポレーション(18.7%),リクルート(18.7%)などが出資。佐々木氏も13.4%の株式を保有する。また,エディトリアルディレクターには,NTTドコモでiモードの立ち上げに加わった松永真理氏が就任した。

 eWomanはサービス開始にあたり,11社と事業提携。その1社であるゴールドマン・サックス証券は,同サイトのサブチャンネルとして投資信託や資産運用に関する情報を提供。また日本航空は,イー・ウーマンと共同ブランドの「eWoman-JALカード」(仮称)を9月より開始する。そのほか,Newsweek Japan Onlineを運営するティビーエス・ブリタニカなどのコンテンツプロバイダーが参加している。

 eWomanの事業コンセプトは,「情報の受け取り側であることの多い女性が,情報を発信する側になる仕掛け」(佐々木氏)を作ること。具体的には,25〜30歳の女性をターゲットに,仕事や恋愛,出産などに関連したコンテンツを提供。ジャンルは合計で11分野あり,50人のエディターが制作を手がけるという。

 さらにeWomanでは,コンテンツを提供するだけではなく,商品開発や利用者の意識調査などのマーケティング活動を積極的に展開する予定だ。目標は,初年度50万ユーザーの獲得で,売り上げは2億円を目指す。 「最近,女性向けサイトの創刊ラッシュが起きているが,それはマーケットが動いている証拠。eWomanは,女性が活発に発言できる環境を作っていく」(佐々木氏)

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[中村琢磨,ITmedia]

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