News 2000年8月17日 07:25 PM 更新

ようやく動き出したスピードネット,広域エリア実験モニターを募集開始

スピードネットが広域エリア実験を開始。モニターの募集を開始した。

 東電の光ファイバー網とワイヤレスLANを利用した“非NTT”の広帯域常時接続事業者として注目を集めたスピードネットが,設立から1年を経過してようやく動きを見せた。同社は,8月下旬から埼玉県での広域エリア実験を行うと表明,8月14日から一般モニターの募集を開始している。

 今回の実験は,埼玉県の浦和市,大宮市,与野市の一部地域を対象とし,約100基の基地局を設置する。募集するモニターは約300世帯。受付期間は8月14日〜10月13日までとし,3回に分けて募集する。モニター参加者は,3カ月の期間中,通信料やプロバイダ料金,工事費などを含め,すべて無料で利用できるが,同社のアンケートに答える必要があるという。応募は,同社のホームページもしくはFAX,はがきで受け付ける。

2001年春を目途に本格サービス化

 スピードネットは,設立発表当初こそNTTの通信インフラに頼らない広帯域通信事業者として注目を集めたものの,その後,商用サービスの延期,トップの交代,パートナーである東電との資本関係解消を噂されるなど(3月8日の記事を参照),不安材料を多く抱えていた。今回のモニター実験は,それらを払拭し,本格サービスの開始に向けた動きとして注目できる。

 同社では,今回の実験を「技術的には最終的なテスト。ユーザーの満足度調査をはじめ,申し込みから登録,機器の設置といった運営面についても検証する」と話しており,商用化に向けた最終段階にあることを強調。「事業性が確認された段階で第1種通信事業者の許可を申請し,2001年春を目途に本格サービスを開始する」(同社)としている。

 なお,使用する無線技術やスループットは非公開だが,同社では「これまでの実験では,ISDNの10倍以上のスピードが出ている。今回の実験も同等以上を目指す」と話している。

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[芹澤隆徳, ITmedia]

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