News 2000年8月23日 10:53 PM 更新

J-フォン,ネットサービス・カラー端末を大幅強化

 J-フォンは10月1日より,携帯電話インターネットの新サービスとして,携帯電話にコンテンツを自動配信可能な「J-スカイステーション」を開始する。J-スカイウェブのコンテンツ紹介・更新情報,ならびにスカイメロディの新曲紹介といったコンテンツのほか,ニュースや天気予報などが自動的に利用者の端末に送られる。さらに,J-スカイステーションでは,利用者の位置情報(市町村名までのデータ)を基地局側で取得し,地域別のタウン情報などを提供することも可能だ。

 J-スカイステーションは,通信料・情報料は無料で利用できる。ただし,ニュースや天気予報,タウン情報など,J-フォンのサービス紹介以外のコンテンツを受信する場合は,月額100円のオプションとなる。またサービスを利用するには,J-スカイステーションに対応した端末が必要だ(対応端末であれば特別な手続きなしにサービスを利用できる)。

 位置情報サービスでは,ただ単純にタウン情報などを配信するだけでなく,スカイメールの掲示板に利用者の位置情報を反映させ,「例えば,待ち合わせ時に相手の場所を確認する」(J-フォン)といったように,既存サービスとの連携も可能だ(相手の位置情報を確認するだけなら,スカイメール対応端末ですむ)。また,今後,J-スカイウェブの情報系コンテンツに,位置情報を利用したメニューが順次追加される予定だという(映画サイトで,近隣の映画館を検索するなど)。

対応端末は3機種

 J-フォンではJ-スカイステーションのサービスインにあわせ,対応端末を投入。「J-K03」(ケンウッド製),「J-D03」(三菱電機製),「J-PE03」(パイオニア製)の3機種で,出荷は9月下旬より開始する。

 3機種とも256色表示のカラー液晶を採用。J-K03を除く2機種は,128音色16和音に対応している(J-PE03はFM音源を搭載)。ちなみに16和音の再生には,ヤマハが提唱するサウンドフォーマット「SMAF」(Synthetic Music Mobile Application Format」を採用,16和音をそれぞれ異なる音色で鳴らすことができるほか,人間や動物の鳴き声,ならびに風や波の音といった自然音を再生することが可能だという。

 さらに新機種では,ブラウザをバージョンアップ。サウンド再生方法の拡張や,リンク選択時のバイブレーション機能,ならびにJPEGフォーマットのサポートなどが追加されている。

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[中村琢磨, ITmedia]

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