News | 2000年9月4日 09:45 PM 更新 |
中央インターネット警備保障(CIPS)は9月4日,同社が提供するネットワークセキュリティサービスの概要を発表した。CIPSは,今年6月に設立されたベンチャー企業。「人の目と手による安全確保」(同社の澤下禎社長)がうたい文句の同社では,人間(もちろん“警備員”と呼ぶ)が毎日2回,顧客サイトを訪れてチェックし,非常時には専門警備員を派遣して対応にあたるのがウリだという。
サービスは,継続的に巡回・監視を行う「ロングサービス」と単発の「シングルサービス」の2種類。ロングサービスには,以下の3コースが設定されている。
1.コンプリートコース
セキュリティボックスの設置,異常時の警備員派遣,ピンポイント作業時の料金優待。月額3万円(派遣料や作業料は別途)
2.ノーマルコース
セキュリティボックスの設置,ユーザー要望時の警備員派遣。月額2万5000円(派遣料や作業料は別途)
3.ベーシックコース
定期巡回,ユーザー要望時の警備員派遣。月額2万円(派遣料や作業料は別途)
コンプリートコースとノーマルコースでユーザー宅(顧客企業)に設置する「セキュリティボックス」は,不正アクセスを探知するとランプを点滅させて知らせるというもの(技術的な内容は非公開)。現在はランプの点滅を確認したユーザーがCIPSに連絡するという方法を採るが,将来的には,CIPSの事務所で異常発生を検知できるようにする。なお,非常時に警備員を派遣できるのは関東圏に限られるものの,事務所の開設とともに順次拡大していく予定だ。同社では,2001年中頃までに,大阪,名古屋,札幌など5大都市に展開するとしている。
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セキュリティボックスの外観 |
このほか,CIPSではインターネットセキュリティに関するコンサルティングやホームページ作成代行サービスなども用意。また将来的には,不正アクセスに遭った場合の損害を補償する保険サービスの開始も予定しているという。澤下社長は,「顧客は個人・法人を問わない。いわば,インターネットの便利屋として認識してほしい」と話している。
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