News 2000年9月7日 10:09 PM 更新

ロジクール,フィードバック機能を搭載したマウス「iFeel」シリーズを発表

ロジクールの新型マウス「iFeel」シリーズは,アイコンやハイパーリンクにポインタを合わせると,振動して手の平に伝えるユニークな機能を持っている。

 ロジクールは9月7日,振動によるフィードバック機能を搭載したマウス「iFeel」シリーズを発表した。デスクトップ上のアイコンやフォルダ,Webブラウザのハイパーリンクの上など,クリッカブルな部分をマウスポインタが指すと,マウス内部のモーターが振動して手の平に伝えるというもの。発売は10月下旬。

 iFeelシリーズの新製品は,4ボタンの「iFeel MouseMan」と,3ボタンの「iFeel Mouse」の2製品。両製品ともボールを省いた光学式マウスで,もはやおなじみのホイールボタンを備えている。インタフェースはUSB。

 最大の特徴は,デスクトップを“体感”できるフィードバック機能を搭載した点だ。同社は「マウス操作が振動によってナビゲートされるため,操作性が向上する」とそのメリットを強調している。


iFeel MouseMan

 対応はWindowsのみ。OSの通常のウインドウやアイコンなどで振動機能に対応するほか,「Microsoft Office」やInternet Explorer,Netscape Navigatorの両ブラウザなどのソフトで利用できる。同社によると,「全ソフトで動作検証することはできないが,ほとんどのソフトで利用できそうだ」という。開発者向けに,iFeelシリーズ対応アプリケーション開発キットの提供も予定している。

 実際に使用してみると,確かにクリッカブルな部分にマウスポインタが合うと,「コロコロコロ」というマウスの震えを手の平に感じる。言葉で表すと“マウスの中に入っているボールのようなものが転がっている”ような感覚だ。振動の強さは調整が可能になっている。


iFeel Mouse

 振動は小型のモーターが発生源。モーターは単純に回転するだけでなく,ハードとソフトのコントロールにより複雑な動きをするらしい。編集部が入手した製品を早速分解してみたところ,振動部分には確かにモーターが装着されており,回転軸にはプラスチックの部品が取り付けられていた。モーターの回転を受けたプラスチック部品の動きでコロコロとした振動を発生する,というものらしい。

 米国での直販価格は,iFeel MouseManが79ドル,iFeel Mouseが49ドル。日本での店頭実売価格は,MouseManが1万円を切る程度,Mouseが6000円から7000円程度になると見られる。

 このほか同社は,コードレスマウス「Cordless MouseMan Wheel」,インターネットボタンとUSBハブを内蔵したキーボード「iTouch Keyboard」などのインプットデバイスの新製品を一斉に発表した。それぞれ9月中旬から10月下旬にかけて発売される。

 都内で開かれた発表会で,ロジクールの滝沢治雄社長は,「今後はPC以外の市場にも進出していく。現在,大手ゲームメーカーとの協業について調整中で,近く発表できると思う」と述べた。


発表会場に展示された新製品


“マウスの父”Douglass Engelbart博士が製作した世界初のマウスのレプリカも展示されていた。表側には安価なプッシュスイッチが1つ,裏面には垂直と水平の動きを検出する,円盤形ロータリーエンコーダー2つが見える

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[小林伸也, ITmedia]

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