News 2000年9月20日 05:57 PM 更新

iモードのJava端末,当初はロースペックで登場

 NTTドコモのゲートウェイビジネス部コンテンツ開拓担当部長を務める夏野剛氏は9月20日,コンピュータエンタテイメントソフトウェア協会(CESA)主催の開発者会議「CEDEC 2000」で講演を行い,今年12月登場予定のJava端末について,「当初はベーシックな機能のみで,(開発者にとっては)不満のあるスペックかもしれない」とコメントした。なお,NTTドコモでは,今月末に同社サイト上にJava端末の仕様を公開する予定になっている。

 夏野氏によれば,最初のJava端末として出荷される「503i」シリーズでは,携帯電話の処理能力を考慮して,機能的に制限を加えているという。具体的には,ダウンロード可能なJavaアプレットの容量を最大で10Kバイトに制限。ただ,これだけでは容量が少ないため,一時的にデータを蓄積可能なスクラッチパッドを5Kバイト用意する。また,ダウンロードしたアプレットは,アドレスやメールが保存されている領域とは別に用意され,同時に3つまで蓄積することができるようになるという。

 Java端末では,ゲームのダウンロードやファームウェアのアップデートが可能になるとされているが,夏野氏は,「複雑な機能を持ったゲームをダウンロードして,端末側でガンガン遊ぶよりも,ネットワークの特性を活かして,自動的にデータを更新するエージェント的な使い方が面白い」と言う。ゲームではないが,天気予報サービスを例に挙げると,地図部分は携帯電話にダウンロードして,刻々と変化する天気図については,1時間ごとにサーバからダウンロードするといった利用方法が想定される。

 また夏野氏は,「Javaアプレットが携帯電話のメモリ領域にアクセスすることもできない」と説明。というのも,アドレスやメールなどのユーザーメモリに保存されたデータを破壊する悪意のあるJavaアプレットが登場する可能性もあるからだ。また,エージェント機能を悪用して,いたずらに通信が行われることを防ぐため,エージェント機能は,アプレットがダウンロードされたサーバ対してのみ,動作するようにする。

 こうした機能の制限について夏野氏は,「iモードが登場した当時,ページサイズは最大5Kバイトで,容量不足が指摘されたが,ユニークなサービスがたくさん登場した。Java端末も最初はロースペックだが,どんどん進化していくはず」と強調する。

 なお今回の夏野氏の講演は,9月22日に幕張メッセで開幕する「東京ゲームショウ2000秋」で録画放映される予定だ。

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[中村琢磨, ITmedia]

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