News | 2000年9月26日 02:52 PM 更新 |
MotorolaとPalm Inc.は米国で9月25日,Palmデバイスの機能を携帯電話のコンパクトなフォームファクタにまとめたスマートフォンの共同開発にあたると発表した。
両社は2002年初頭をめどに,まず3バンドのGSM対応スマートフォンの開発にあたる。Palm OSベースのこの製品には,ハンドヘルドデバイスとしてのPalmの中核機能や,データコンテンツにアクセスするためのWebクリッピング技術などが備わる。
両社の構想では,今日の標準的な携帯電話より大きなカラースクリーンを搭載し,PalmのHotSyncソフトウェアやMotorolaのStarfish TrueSyncソフトを使った同期化を実現するものになる。この第一弾製品はGPRS(General Packet Radio Service)との互換性を備える。
Motorolaは昨年12月,Palm Inc.に少額出資。今回の発表は両社の提携関係を拡大するものとなる。
新デバイスはMotorolaのセールスチャネルを通して販売される。
Palmは先週末,欧州・アジア向けのPalm用携帯電話モジュールの共同開発で香港RealVisionとの提携も発表している。またPalm OSのライセンシーで競合製品「Visor」の開発元であるHandspringも,11月にVisor用の携帯電話モジュールを出荷する予定だ。
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