News 2000年10月3日 11:59 PM 更新

日本ビクター,ワイド画面の「InterLink」次期モデルを参考出展

日本ビクターは,「Handheld PC 2000」を搭載した「InterLink」新モデルをCEATEC JAPANで参考出展している。

 CEATEC JAPANの日本ビクターブースには,年内に発売する予定の新しい「InterLink」が展示されている。従来機との大きな違いは,7型のワイドディスプレイと新しいOSだ。

 InterLinkの次期モデルには,先月米国で発表された「Handheld PC 2000」(9月7日の記事を参照)と呼ばれる,ハンドヘルドPC向けの新しいWindows CEの日本語版が搭載されると思われる。Handheld PC 2000は,ハンドヘルドPC向けとして初めてメディアプレーヤーを搭載するバージョン。AV指向のInterLinkには適したOSと言える。

 ディスプレイは,7型のワイドSVGAだ。しかも,MPEG4ビデオ再生などを考慮し,通常のTFT液晶よりも高精細な低温ポリシリコン液晶を使用するという。「液晶のコストで価格が少し上がることになりそうだ」(同社)。恐らく,シャープのTeliosと競合するレベルになるだろう。このほか,新型InterLinkには,AV機器のコントロール機能やリモコン付きのヘッドホンなどが標準装備され,よりAV色を強めている。

 きょう体は,従来機と同じA5サイズのマグネシウム合金製。ただし,色は紫がかったブルーメタリックを使ったツートンカラーに変更されており,さらに「オレンジメタリックのバージョンも出す」(同社)という。本体側面のPCカードスロットに加え,前面にコンパクトフラッシュType IIスロットを装備した点も新しい。

 そのほかの情報は未公開。

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[芹澤隆徳, ITmedia]

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