News 2000年10月12日 10:59 PM 更新

NEC,最長8時間駆動のノートなど企業向けPC31機種を発表

NECは,企業向けPC「VersaPro」「Mate」両シリーズの新製品合計31機種を発表。8時間駆動のノートPCや液晶一体型デスクトップが加わった。

 NECは10月12日,企業向けのノートPC「VersaPro」シリーズ16機種,デスクトップPC「Mate」シリーズ15機種を発売した。VersaProでは,標準バッテリーの大容量化で最長8時間の駆動を実現したモバイルノートが登場。Mateでは,液晶一体型やPentium III/1GHzを搭載した機種が加わっている。各製品ともB.T.O.に対応し,OSや搭載メモリ容量などを選択可能。10月18日から順次出荷を開始する。


VA50H/TR
 VersaProは,ハイスペックノート,コンパクトオールインワンノート,モバイルノートの3タイプに分かれる。モバイルノートの新製品「VA50H/TR」は,リチウムイオンバッテリーに加えリチウムポリマーバッテリーを標準搭載することで,バッテリー容量が従来機種の2.4倍(約4300mAh)に増えた上,低電圧版モバイルCeleron/500MHzと低消費電力型のTFT液晶パネルを採用したことで,消費電力も従来機種に比べ約18%抑えられている。そのため最長8時間(ただし全く操作をしない条件で)という長時間駆動が可能になっているという。なお。米ZiffDavisのBatteryMark動作時には,5.5時間となる。価格は25万3000円から。

 そのほかの主な新機種としては,ハイスペックノートでは,モバイルPentium III/850MHzと15型TFT液晶ディスプレイ(XGA)を搭載した「VA85J/AF」が55万5000円から。コンパクトオールインワンでは,モバイルK6-2+/500MHzと14.1型TFT液晶ディスプレイ(XGA)を搭載した「VA50L/RX」が22万3000円から,などとなっている。

 Mateの新機種は,省スペース型とスーパースリムタワー型,ボックスレス型,デスクトップ型,ミニタワー型に分けられる。ボックスレス型は液晶ディスプレイと本体を一体にしたもの。PC本体を下部に収納したことで液晶ディスプレイのスリムさが維持されており,窓口などの対面業務での利用に向いているという。Pentium III/866MHzを搭載した「MA86T/F」が35万8000円から。


Mateボックスレス型
 またPentium III/1GHz搭載機として,ミニタワー型(MA10T/M,34万8000円〜),デスクトップ型(MA10T/S,29万8000円〜),省スペース型(MA10T/C,29万8000円〜)の3機種が発表された。

 同時に,端末型ファイアウォールソフト「PCGATE」も発表された。12月上旬に出荷される。価格は5クライアントライセンス付きで5万円。

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[ITmedia]

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