News 2000年10月13日 09:12 PM 更新

IDC,2000年上半期の国内PCサーバー市場動向を発表

 インターナショナルデータコーポレーションジャパン(IDC Japan)は10月13日,2000年上半期における国内PCサーバー市場の動向について発表した。

 これによると,2000年上半期(1〜6月)の出荷台数は14万8623台で,対前年比20.7%増と大きく拡大した。2000年問題の終結により企業のIT投資が回復してきたことや,PCサーバーの低価格化と高性能化による導入推進などが要因。これに加えてインターネット関連の需要拡大が市場を押し上げていると分析している。

 ベンダー別での出荷台数は,NECが出荷台数3万3600台,シェア22.6%で1位となり,2位以下に1万台以上の差をつけている。2位は富士通で14.5%,3位はコンパックコンピュータで12.8%,4位はIBMで11.2%,5位はエントリーモデルを中心にシェアを拡大したデルコンピュータで10.0%となった。

 OS別出荷では,Linuxの成長が著しく,2000年上半期全体でのシェアは4.0%となった。今後,中長期的には,Linuxによる高い安定性が,PCサーバー上で導入が伸び悩んでいるハイエンドサーバー市場を開拓していくだろうと分析している。

関連リンク
▼ IDC JAPAN TEL(03)5440-3401

[ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.