News 2000年10月13日 07:35 PM 更新

ソニー,メモリースティック対応のオーディオ機器を拡充

ソニーは,MGメモリースティックを採用するネットワークウォークマンやオーディオシステムを発表した。

 ソニーは10月13日,シリコンオーディオプレーヤー「ネットワーク ウォークマン」のラインアップを強化。新たに,著作権保護機能付きの「MGメモリースティック」を採用した「NW-MS9」,現行のメモリ内蔵タイプ「NW-E3」のメモリ容量をアップした「NW-E5」,ならびにNW-E3のカラーバリエーションモデル(ブルー・レッド)が登場した。発売日は12月10日で,価格はいずれもオープンプライス。

 NW-MS9は,MGメモリースティックスロットを装備したことにより,本体のデザインを一新。ボディ側面に楽曲情報を表示する液晶画面や,基本的な操作を行う「シーソー・キー」を配置している。このため,NW-E3よりも多少厚みが増したほか,重量も20グラム程度増えている。ただ,バッテリーに「ウォークマン」と同じガム型ニッケル水素充電池を採用することで,駆動時間が4時間から10時間と大幅に伸びた。本体には,64Mバイト版のMGメモリースティックを同梱する。

 一方,カラーバリエーションモデルは,現行機種と仕様はほぼ同じだが,NW-E5は,内蔵メモリが64Mバイトから96Mバイトに拡張され,132Kbpsのビットレート(圧縮方式はATRAC3)で約90分記録できるようになった。また,ボディにはクローム仕上げを施し,高級感を持たせている。なお,NW-E5は5000台の限定モデルとなる。

 全モデルとも,音楽データの作成・管理を行えるPC用ソフト「OpenMG Jukebox」を付属する。対応OSは,Windows 98/Me/2000。

メモリースティックコンポも登場

 またソニーは同時に,MGメモリースティックを採用した据え置き型のハイファイシステム「NHS-MS10」を発表した。価格はオープンプライスで,12月20日より販売を開始する。

 NHS-MS10は,MDやCDなど従来のメディアを搭載せず,MGメモリースティックに特化した製品。MGメモリースティックに記録した楽曲を再生できるほか,USBインタフェースを実装し,PCの外部スピーカーとして利用することも可能だ。

 また,オーディオアンプ部にデジタル回路を採用することで,150(幅)×65(高さ)×265(奥行き)ミリというコンパクトなボディサイズを実現。2ウェイのバスレフ方式スピーカーを同梱する。

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[中村琢磨, ITmedia]

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