News 2000年10月19日 08:17 PM 更新

ソニー,メモリースティック対応のフォトプリンタを強化へ

ソニーは,Cyber shot GEARシリーズとして,デジタルフォトプリンタのコンセプトモデルを出展している。

 東京ビッグサイトで開催中の「WORLD PC EXPO 2000」では,ソニーがメモリースティック対応のデジタルフォトプリンタを参考出展している。「Cyber shot GEAR」シリーズとして,TV一体型,CD-R対応タイプ,ならびに名刺サイズタイプの3種類が展示されているが,いずれもコンセプトモデルのため,製品化の時期については未定。しかし,ブース担当者の話しによれば,PCを持っていないユーザーにもデジタルカメラが急速に普及しつつあり,ソニーでは今後,デジタルフォトプリンタのラインアップを強化していく計画だという。


フォトプリンタのモックアップ


上部にはPCカード/メモリースティックスロットのほか,印刷用の各種インタフェースを装備。TV画面で画像を確認できるほか,視聴しているTV番組の一場面をプリントすることも可能だ

 メディアを挿入するだけで印刷できるフォトプリンタは,ノンPCユーザーだけでなく,2台目のプリンタとして購入する人も多い。

 最近では,松下電器産業が4型カラー液晶搭載のフォトプリンタ「NV-AP1」(7万9800円)を発表するなど,フォトプリンタの高機能化が進んでいる。ソニーの担当者も,NV-AP1を高く評価しており,「液晶ディスプレイを装備したフォトプリンターの製品化を検討したい」と話している。しかし,液晶を付けるとどうしても価格が高くなってしまうため,そのあたりの判断が難しいという。

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[中村琢磨, ITmedia]

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