News | 2000年10月23日 08:13 PM 更新 |
デルコンピュータは10月23日,SOHO/個人向けノートPC「Inspiron」シリーズに,デスクトップ用の「815E」チップセットを搭載したハイエンドモデル「Inspiron 8000」を追加,同日販売を開始した。
Inspiron 8000は,9月27日に発表した企業向けの「Latitude C800」と同じプラットフォームを採用したもの。815Eチップセットにより,「x4 AGPやATA66といった,デスクトップPCと同じ高速インタフェースを利用できる」(デル)のがメリットだ。
内蔵HDDは5Gバイトから最大32Gバイトまでを選択可能。20Gバイトまで対応するセカンダリHDDと合わせ,最大52Gバイトを内蔵することができる。グラフィックコントローラには加ATIの「Rage Mobility M4」を採用し,ビデオメモリは最大32Mバイトまで搭載可能だ。このほか,IEEE 1394コネクタやharman/kardon製のスピーカー,S端子などを標準で備えている。
ディスプレイは15型のSXGA+(1400×1050ピクセル)対応TFT液晶だが,デルによると,年内にはUXGA(1600×1200ピクセル)対応の15型液晶ディスプレイも選択できるようになるという。
Inspiron 8000は,本体に2つのドライブベイを設けている点も特徴だ。前面には「マルチメディアベイ」と呼ばれる脱着可能なベイがあり,DVD-ROMドライブ,CD-R/RWドライブ,セカンドバッテリーなどを装着できる。また,本体左側面には工場出荷時に搭載するドライブを指定する「ファクトリーベイ」が用意された。これにより,DVD-ROMドライブとCD-R/RWドライブを同時に利用するといったことも可能になるという。ただし,ファクトリーベイは固定式となり,ユーザーが脱着することはできない。
主な仕様と価格は以下の通り。
製品名 | Inspiron 8000(ベーシックモデル) |
CPU | モバイルCeleron/600MHz |
メモリ | 64Mバイト |
HDD | 5Gバイト |
液晶パネル | 15型TFT(SXGA+対応) |
グラフィックコントローラ | Rage Mobility M4(8Mバイト) |
ドライブ | 最大24倍速CD-ROM |
OS | Windows Me |
価格 | 22万9800円 |
製品名 | Inspiron 8000(ハイエンドモデル) |
CPU | モバイルPentium III/600MHz |
メモリ | 64Mバイト |
HDD | 10Gバイト |
液晶パネル | 15型TFT(SXGA+対応) |
グラフィックコントローラ | Rage Mobility M4(8Mバイト) |
ドライブ | 最大8倍速DVD-ROM |
OS | Windows Me |
価格 | 27万8800円 |
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