News	2000年10月25日　08:56 PM 更新

ロータス，個人情報管理ソフト「オーガナイザー 2001」を発表

ロータスは「オーガナイザー」の最新版を発表。Outlook Expressとアドレス帳データを同期する機能が加わった。

　ロータスは10月25日，個人情報管理ソフト「ロータス オーガナイザー 2001」を発表した。新バージョンの目玉は，住所録データを「Outlook Express」のアドレス帳データと同期できるようになった点だ。また同梱の経路・時刻表検索ソフトとカレンダー機能の連携や携帯電話メモリ編集機能の強化などが行われた。対応OSはWindows 95/98/Me/NT 4.0/2000。発売は11月22日。価格は，マニュアルなしのパッケージが3800円。

　Outlook Expressとの同期では，名前や住所，メールアドレスといった各項目を比較し，差分を自動的に交換してくれる。どちらかのデータを優先して同期させることも可能だ。オーガナイザーと携帯電話メモリの同期機能を利用し，Outlook Expressと携帯電話メモリを同期させることも可能になる。

　また日立情報システムズの経路・時刻表検索ソフト「ハイパーダイヤ」を同梱。鉄道や空路の検索が可能なほか，乗り継ぎスケジュールなどの時刻表データをカレンダーに転送することもできる。ただし時刻表データに基づく検索はハイパーダイヤのアップグレードが別途必要になる。

　さらに新機能として経費集計機能を追加。これは毎日の交通費や会議費などを記入して集計できる“小遣い帳”機能だ。携帯電話との連携機能では，メモリの拡張フィールドをオーガナイザーで読み書きできるようになり，1つの相手先について複数の電話番号やメールアドレスを保存できる。ただし携帯電話側が拡張フィールドに対応している必要がある。

　このほか連絡先データへの顔写真や地図などの画像データの登録，壁紙変更機能といった機能拡張も行われている。メールの署名から住所録に登録する「EasyClip」機能，PalmやWindows CEなどのPDAとの同期機能（プーマテックジャパンの「Intellisync」が必要）といった機能は前バージョンから継承されている。

　マニュアル付きパッケージの価格は4800円。マニュアルと携帯電話（PDC）接続ケーブル同梱パッケージは6800円。接続ケーブルは，同社直販サイトの「ロータスサイト」で単体販売する。PDC用が3500円，cdmaOne用が4500円。前バージョン用のケーブルはそのまま利用可能だ。

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