News | 2000年10月27日 07:29 PM 更新 |
オリンパス光学工業は10月26日,同社の400万画素CCD搭載デジタルカメラ「CAMEDIA E-10」の一部の製品に不具合が見つかったと発表した。不具合品は対策済みの新品と無償で交換される。
見つかった不具合はTTLファインダーの調整不良。不具合機では,マニュアルフォーカス時,ファインダー像はピントが合ってるように見えても記録画像はピントが甘くなる。またAFでの撮影時,ファインダー像はピンぼけにもかかわらず合焦表示が出て,記録画像のピントは問題ない──というもの。つまり,ファインダー像と記録画像とで実際の焦点がずれていることになる。
E-10は10月21日に発売。不具合について,既にユーザーや販売店から数件の問い合わせがあったという。これまでの出荷台数や,実際に販売された不具合品の数について,同社は「把握できていない」(広報室)としている。
ただ不具合が発生したロットは特定できており,同社サイトでシリアルナンバーによるチェックが可能。店頭でも不具合の発生について告知するほか,「CAMEDIA E-10『ファインダー調整不具合』交換センター」を設け,27日からフリーダイヤルによる問い合わせを受け付けている。
E-10は,コンシューマー向けデジタルカメラとしては初めて400万画素CCDを搭載したフラッグシップモデル。視野率95%の光学式TTLファインダーを備えた点が特徴の1つだった。
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関連リンク
オリンパス光学工業
不具合を告知するリリース
「CAMEDIA E-10『ファインダー調整不具合』交換センター」 TEL 0120-508032
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