News 2000年10月30日　06:02 PM 更新

ニフティ，ブロードバンド時代のコンテンツ事業を発表

ニフティは，CATVやADSLの会員向けに映画やニュースを提供する大容量コンテンツサービスを開始する。

　ニフティは10月30日，同社のインターネット接続サービス「@nifty」でブロードバンドユーザー向けのコンテンツサービス「Broadband@nifty」を11月1日に開始すると発表した。

　Broadband@niftyは，CATVやADSLといった広帯域インターネット接続環境を持つユーザーに向け，動画などの大容量コンテンツを配信するサービス。ニフティは，今年8月から富士通と共同でCATV会社向けのインターネット接続サービス「Cable@nifty」（8月22日の記事を参照）を提供しているほか，イー・アクセスのADSL回線を使った試験サービス（6月19日の記事を参照）も展開中であり，「新規会員の獲得と，将来の市場拡大を見越してサービスを開始する」（同社）としている。

　ただし，サービス開始当初は，従来から@niftyで提供している大容量コンテンツを集めた“リンク集”のような形になる見込み。これに，順次専用コンテンツを加えていく方針であり，例えば，11月中旬には日本ヘラルド映画との協力により，ストリーミング技術を使ったシネマ・コンプレックス（複合型映画館）をインターネット上に開設するという。また，国内外の番組制作会社などと協業して，娯楽番組，ニュース，経済情報などのTVコンテンツをオンデマンド配信するほか，オンラインゲームやネットワーク上のストレージサービスなども計画されている。こうしたオリジナルコンテンツは，2001年4月頃に提供される見込みだ。なお，ストリーミング再生には「RealPlayer」と「Windows Media Player」が利用できる予定。

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▼ Broadband@nifty（11月1日より）

[芹澤隆徳， ITmedia]

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