News | 2000年11月9日 10:40 PM 更新 |
ホットリンクは11月9日,ユーザーの好みを学習する検索サービス「HottoLink」を開発,クライアントソフトの無料配布を開始した。Webページを閲覧するたびにユーザーの趣味や嗜好を学習していき,検索を実行した際にユーザーに最適なWebを探し出してくれるというもの。単語による検索のみの一般的なサーチエンジンと比べ,必要な情報やサイトをすばやく探し出すことが可能になるという。
クライアントソフトはInternet Explorer(5.0以降)専用。ダウンロードしてインストールするとIE上に専用ツールバーが現れる。使用する際には,まずユーザーが興味を持つ分野やキーワードを登録する必要がある。さらにWeb閲覧中は,ユーザーの好みを把握するため,Webページ中の単語を拾い出し,同社のデータベースにユーザープロファイルとして蓄積していく。また,よく利用しているWebサイトやページを表示している時に,専用ボタンをクリックすることで“投票”を行うことができ,コメントを付けてほかのユーザーに推薦できる。
検索はツールバー上の専用検索窓を使って行う。現在は他サイトを利用したメタ検索にとどまっているが,メンバー数やユーザープロファイルの蓄積が進んだ時点で,ユーザー個人の好みを反映した検索結果を表示できるようになるという。また同じような好みを持つユーザーを探し出し,おすすめサイトを直接質問できるマッチング機能も備えた。
HottoLinkの利用は無料だが,同社ではシステムをASPとして他社に提供したり,ツールバーへの広告掲載で収益を得る方針だ。ASP料金は初期費用が1000万円から3000万円程度,月額料金をメンバー数に応じて徴収する。今後1年間の売上目標は5億円としている。
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