News | 2000年12月19日 11:52 PM 更新 |
12月19日,シャープは液晶テレビ「AQUOS」を発表した。20型,15型,13型の3機種を,2001年の元日から発売する(13型のみ2月1日)。
「すべてのテレビを液晶に変えていく」と宣言しているシャープの21世紀最初の製品は,やはり液晶テレビだ。新しく“AQUOS”というブランドネームを付け,「21世紀のテレビの第1弾として」(シャープ)発売していく。
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ずらりと並んだシャープの液晶テレビのラインナップ。手前にあるのがAQUOSだ |
主な仕様は以下の通り。
形名 | LC-20C1 | LC-15C1 | LC13C1 |
画面サイズ | 20型 | 15型 | 13型 |
液晶パネル | 透過型TFT液晶 | ||
接続端子 | ビデオ入力×2,S入力×1,D1入力×1,アンテナ入力×1,ヘッドフォン出力×1 | ||
重さ(スタンド含む) | 約7.8キロ | 約4.5キロ | 約4.0キロ |
価格 | 22万円 | 15万5000円 | 8万8000円 |
発売日 | 1月1日 | 2月1日 |
ブラウン管のテレビに比べ,液晶テレビが優れている点は,これまでシャープが主張していた通り,以下のようになる。
メリットの多い液晶テレビだが,なかなか普及しない要因の1つは価格だ。シャープがこれまで販売していた液晶テレビ「ウィンドウ」も,15型で18万5000円。“1インチ1万円”という価格を実現できるかどうかがポイントだったとシャープは言う。
今回のAQUOSでは,ついに1インチあたり1万円に近い価格を実現している。実売価格では1インチ1万円を切るかもしれない。
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13型のAQUOS。この型のみ,シルバー,ブラックに加えゴールドから本体色を選べる |
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壁掛け型など設置方法を多彩に選べるのも液晶テレビならではの特徴 |
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背面には取っ手も付いて簡単に持ち運べる。2系統のビデオ端子と,D1端子も搭載されている |
100Hzの低音も再現できる5センチサイズのスピーカーは正面に配置。AQUOS全体に漂う有機的な雰囲気は,インダストリアルデザイナーの喜多俊之氏によって生み出された。
このAQUOSはあくまで21世紀テレビの第1弾だ。シャープでは「(第2弾,第3弾として)16対9のワイド型液晶テレビや,PCのモニターとして使えるものも考えていく」(シャープ副社長の新本孫宏氏)。
シャープでは,ブラウン管テレビの生産は海外に任せ,国内では液晶テレビの生産に集中していくという。平面ブラウン管の登場による買い替えブームもほぼ終わったようだ。次の売れ筋はデジタルハイビジョン対応のブラウン管テレビか,低価格液晶テレビか。
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