News 2001年2月1日 05:01 PM 更新

ソニー,Bluetoothモジュール内蔵のバイオノートSRとC1を発表

ソニーは,バイオノートSRとC1の上位機種にBluetoothモジュール内蔵モデルを用意した。ただし,ワイヤレス通信は基本的にバイオノート間に限定される。

 ソニーは2月1日,「バイオノートSR」ならびに「バイオノートC1」の新モデルを発表した。バイオノートSRには,「PCG-SR9K/K」および「PCG-SR1G/BP」が,バイオノートC1には,「PCG-C1VRX/K」ならびに「PCG-C1VR/BP」が登場。上位モデルであるPCG-SR9K/KならびにPCG-C1VRX/Kには,Bluetoothモジュールが内蔵されている。仕様面では,C1に多少の変更があった。CPUはTransmetaのCrusoeのままだが,「TM5400」を新たに採用したほか,Windows 2000プリインストールモデルも用意されいてる。

 発売は,バイオノートSRが2機種とも2月10日。バイオノートC1は,PCG-C1VRX/Kが3月上旬,PCG-C1VR/BPが2月17日。価格はオープンプライスだが,実売はBluetooth対応のPCG-SR9K/KならびにPCG-C1VRX/Kが25万円前後,スタンダードモデルのPCG-SR1G/BPおよびPCG-C1VR/BPが18万円前後の見込みだ。

Bluetoothアプリの「BlueSpace」

 Bluetoothの通信状態を確認する青色LEDを,PCG-SR9K/Kはディスプレイ上部に,PCG-C1VR/BPはキーボードの手前に装備している。また,「病院や機内ですぐにBluetoothの電源を落とせる」(ソニー)ように,Bluetooth専用の電源ボタンを備えている。もちろん,ソフトウェアから電源のオン/オフを切り替えることも可能だ。また,Bluetoothモジュール内蔵モデルには,「BlueSpace」という専用アプリケーションがプリインストールされており,このソフトを使ってほかのBluetooth対応機器と通信を行う。なお,Bluetoothでの通信は必ず1対1に限られる。


ディスプレイ上部の黒いラインのBluetoothの通信状態を確認する青色LEDを装備。バイオノート同士の接続を推奨しているものの,Bluetooth機器間の相互接続性を保証するBluetoothロゴは取得している


バイオノートC1は,キーボード前部にBluetoothロゴと青色LEDを装備する

 BlueSpaceを利用すると,基本的にはバイオノート同士でのコミュニケーションに限定されることになる。ただソニーによれば,BlueSpaceでは,通信可能なBluetooth機器を検出する際に,バイオノート以外のデバイスを認識する場合がある。そのデバイスと通信を行うことも可能だが,「動作保証はしない。バイオノート同士での通信を推奨する」と話している。


BlueSpaceで通信を行っているところ。ドラッグアンドドロップでファイルをやり取りできる

 またソニーは,バイオノートSR/C1の専用オプションとして,「Bluetoothモデムステーション」を発表した。本体には,アナログ回線用端子ならびにTA接続用の端子を装備。モデムステーション経由でインターネットにダイヤルアップ接続すれば,家庭内でBluetoothによるワイヤレスインターネットを実現できる。ただ,残念ながらモデムステーションには10BASE-Tのインタフェースがついておらず,ADSLやCATVでの常時接続環境では利用することはできない。価格はオープンプライスだが,店頭予想価格は3万円前後。4月中旬の発売を予定している

 なお,今後のBluetooth対応デバイスとしては,Palm OS搭載のPDA「CLIE」や携帯電話などが候補に挙がっているもようだ。現時点では,バイオノート同士でしか通信できないため,やや物足りなさを感じるが,CLIEや携帯電話と連携できるようになれば,携帯電話をリモコン代わりに使ってバイオノートに保存された音楽ファイルを再生するなど,使い方の幅が一気に広がるはずだ。

C1にWindows 2000,TM5400搭載機も

 また,仕様面でも若干の変更が行われている。まず,バイオノートSRではPCG-SR9G/Kが標準で128Mバイトのメモリを実装(従来は64Mバイト)。下位モデルのPCG-SR1G/BPはCPUがモバイルCeleron/500MHzから同550MHzに強化された。

 バイオノートC1では,ようやくWindows 2000モデルが登場。Bluetooth対応モデルのPCG-C1VRX/Kがプリインストールする。また,PCG-C1VRX/Kは,CPUがCrusoe TM5600/600MHzから同667MHzにクロックアップ。一方,標準モデルのPCG-C1VR./BPはCPUがCrusoe TM5400/600MHzに変更されている。

 主な仕様は以下の通り。

バイオノートSR
モデル PCG-SR9G/K PCG-SR1G/BP
CPU モバイルPentium III/700MHz モバイルCeleron/550MHz
メモリ 128Mバイト(最大256Mバイト) 64Mバイト(最大256Mバイト)
HDD 約20Gバイト 約10Gバイト
ディスプレイ 10.4型TFT液晶(1024×768ピクセル) 10.4型TFT液晶(800×600ピクセル)
ドライブ なし CD-ROMドライブ同梱
OS Windows 2000 Windows Me
実売価格 25万円前後 18万円前後
発売日 2月10日 2月10日

バイオノートC1
モデル PCG-C1VRX/K PCG-C1VR/BP
CPU Crusoe TM5600/677MHz Crusoe TM5400/600MHz
メモリ 128Mバイト(最大192Mバイト) 128Mバイト(最大192Mバイト)
HDD 約20Gバイト 約10Gバイト
ディスプレイ 8.9型ワイドTFT液晶(1024×480ピクセル) 8.9型ワイドTFT液晶(1024×480ピクセル)
ドライブ なし CD-ROMドライブ同梱
OS Windows 2000 Windows Me
実売価格 25万円前後 18万円前後
発売日 3月上旬 2月17日

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▼ ソニー

[中村琢磨, ITmedia]

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