News 2001年2月6日 08:30 PM 更新

ニコンがD1の後継機を発表――画質の「D1X」とスピードの「D1H」

ニコンは,プロ向けのレンズ交換式一眼レフデジタルカメラ「Nikon D1」の後継機種として,画質とスピードをそれぞれ強化した2機種を発表した。

 ニコンは2月5日,レンズ交換式の一眼レフデジタルカメラ「Nikon D1」の後継機種として「同D1X」ならびに「同D1H」を発表した。D1XはD1の約2倍にあたる547万画素CCDを搭載する「高画質追求モデル」,D1Hは5コマ/秒の高速連続撮影が可能な「撮影スピード重視モデル」として位置付けられる。発売日ならびに価格は未定。

 D1Xは,D1と同サイズのCCDを搭載するが,正方画素ではなく長方画素を採用することで横方向の解像度が2倍になり,547万画素(2000×1312ピクセル)を実現した。また,出力時に画像を補完処理することで,590万画素(3008×1960ピクセル相当)で出力することが可能だという。そのほか,約3コマ/秒で最大9コマの連続撮影ができる。感度は,ISO125〜800相当。一方,D1Hは,内蔵バッファの容量を増やしたことで,5コマ/秒・最大40コマの連続撮影を実現(D1では4.5コマ/秒・最大21コマ)。CCDの解像度はD1と同じ274万画素だ。感度は,ISO200〜1600相当。

 そのほかの主な仕様は2機種とも同じ。レンズマウントはニコンFマウントで,既存のニッコールレンズがほとんど使用できる。シャッタースピードは1/16000秒から30秒。メディアには,コンパクトフラッシュまたはマイクロドライブ(512Mバイト,1Gバイト)を使用,インタフェースにはIEEE 1394を備える。画像の記録形式は,JPEG(圧縮率は1/4,1/8,1/16),TIFF(8ビットYCbCr,8ビットRGB),および12ビットRaw(CCDセンサーの生出力)。ボディはマグネシウム合金で,本体寸法が約157(幅)×153(高さ)×85ミリ(奥行き),重量は約1.1キロ(ボディのみ)。

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