News 2001年4月23日　11:27 PM 更新

NEC，ソフトウェア関連会社10社を再編

NECは，SIおよびソフト開発を担当しているNECソフトウェアグループを，現在の16社体制から10社体制へと再編する。事業規模の拡大による市場競争力の強化が狙い。

　日本電気（NEC）とNECソフトは4月23日，全国にあるNECソフトウェアグループ16社のうち，10社を統合・再編すると発表した。事業規模の拡大による市場競争力の強化と，需要が大きい首都圏での人的リソース確保が目的だ。

　NECソリューションズの金杉明信社長は，今回の再編について，「伸びている首都圏のSI需要に対応し，また新技術の開発を行うためにリソースを集中させる。西垣社長の“選択と集中”という方針に沿ったものだ」としている。

　関西では，NECソフトウェア関西，NECソフトウェア神戸，NECソフトウェア岡山，NECソフトウェア中国，NECソフトウェア四国の5社を統合し，新会社「NECシステムテクノロジー」を同じく10月1日に発足させる。NECシステムテクノロジーの売上高は約580億円，人員は約3500人となる見込みだ。合併後は，北米リサーチ拠点の設置やNECAS（中科院軟件研究所）との連携を通じてグローバルな事業体制の確立し，「NECソリューションズの最大・最先端のソフトウェア開発拠点とする」（金杉氏）という。

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