News 2001年4月26日 08:23 PM 更新

コダック,インターネットプリント事業でクリック&モルタル

コダックは,写真専門店向けにオンラインプリントシステムをASPサービスとして提供する。インターネットイメージングサービスのクリック&モルタルを目指す。

 コダックは4月26日,写真専門店向けのプリントASPサービス「PhotoClick@Retail」を7月より提供すると発表した。PhotoClick@Retailを導入すれば,写真販売店はインターネットで利用者からプリント注文を受けられるようになる。導入には,コダックが主催するコンソーシアムへの入会が必要で,入会金は15万円,月額基本料金は1万円となる。「自前でオンライン受注システムを構築すれば数億円はかかる」(コダック)

 PhotoClick@Retailは,「イメージングサービスのクリック&モルタルだ」とコダックでコンシューマイメージング事業部の宇田川清司副本部長はアピールする。エンドユーザーがオンラインプリントサービスを利用する場合,まずPhotoClick@Retail導入店のサイトにアクセスすることになる。そこにプリントしたい画像データをアップロードして注文する。できあがった写真は店舗に受け取りに行くため,「ついでにアルバムや銀塩カメラ用のフィルムが購入される可能性も見込める」(宇田川氏)。

 コダックが現在展開している「コダック フォトネット オンライン」とは異なり,各店舗ごとにサイトを構築してサービスを提供することで,「既存店舗の活性化を図る。サービスを多様化すれば,他店舗との差別化も可能になる」(同氏)。店舗サイトの構築はコダックが行うが,自由にカスタマイズすることが可能で,キャンペーンの告知にも利用できるという。なお,PhotoClick@Retailで利用できるのは当初,オンライン受注システムのみだが,今秋以降,画像保管機能や携帯電話への画像転送機能などを追加する予定になっている。

 宇田川氏は,「ブロードバンドインターネットが普及し始めたことで,大容量画像のアップロードも気軽にできるようになった。この市場は今後急成長するだろう」と話す。実際このように考えているのはコダックだけではない。富士写真フイルムは今年2月,デジタルミニラボ「フロンティア」導入店とユーザーを結ぶ地域密着型のサービス「Myプリンター構想」を披露したほか,FDiネットプリント受注システムのASPサービスを発表するなど,インターネットプリントビジネスを拡大している。

 なおコダックでは,PhotoClick@Retail加入店舗として初年度300店,3年後に5000店舗を見込んでいる。売り上げは,初年度で4億円が目標。

関連リンク
▼ コダック
▼ 富士写真フイルム

[中村琢磨, ITmedia]

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