News 2001年5月7日 05:01 PM 更新

東芝が待望の「Libretto」新機種を発表,実売14万円

新型Librettoは,従来の“最小ミニノート”から一転,10型ワイド液晶ディスプレイと18ミリピッチのキーボードを搭載する実用性重視のノートPCになった。また,実売14万円前後という価格も大きな特徴だ。

 東芝は5月7日,サブノートPCの新機種「Libretto L1」を発表した。これは,4月末から同社のWebサイトで予告(ティザー)されていたもの(4月25日の記事を参照)。いざ発表されてみると,従来の“世界最小ミニノート”の面影はなく,実用性を重視したサブノートPCに変わっていた。

本体は,シルバーとブラックのツートンカラー。角を落としたデザインを採用している

 新型Librettoでは,本体サイズが268(幅)×167.2(奥行き)×29(厚さ)ミリと,これまでのLibrettoよりも一回り以上大きくなった。その一方で「Dynabook SS」と共通の18ミリピッチキーボードや,ワイドSXGA(1280×600ピクセル)の10型低温ポリシリコン液晶という,操作性重視のフィーチャーを盛り込んでいる。

 CPUには,米TransmetaのCrusoe TM5600/600MHzを採用し,標準のリチウムイオンバッテリーで約3.5〜4.5時間の駆動時間を実現した(カタログスペック)。また,3倍の容量を持つ大容量バッテリーもオプションとして用意される予定で,こちらを利用すれば約11〜14時間の動作が可能だという。


オプションの大容量バッテリー

ビジネス用途のサブノート?

 東芝がB5以下のWindowsノートとWindows CEマシンのユーザーを対象に行った独自調査の結果では,モバイルPCを利用する場所は第1に自宅(60.7%),第2に会社(46.1%)だという。また,用途としては「個人的なメール送受信」「Web閲覧」に加えて,「表計算やワープロ」(51%),ビジネス関連のメール(34%)が目立つ。「自宅と会社や学校の間を持ち歩くというモバイル需要が顕著であり,ワープロや表計算などのビジネス用途も根強い。新Librettoでは,本来のコンセプトに立ち戻り,市場が東芝に求めるビジネスユースのPCを提供する」(同社)。


右側面にはUSB×2と56Kbpsモデム,ACアダプタのコネクタが並ぶ。前面にはマイクとヘッドフォン


左側面のIEEE 1394(4ピン)ポートとPCカードスロット。その奥にミニRGBインタフェースがみえる

 用意されたインタフェースは,2ポートのUSB,ミニRGB,PCカードスロット,RJ-11(56Kbpsモデム)そして4ピンのIEEE 1394ポート。機能はシンプルにして,頻度の高いインタフェース類をそろえたという。ただし,ビジネス用途を掲げているにもかかわらず,ネットワークインタフェースを搭載していない点や,Windows 2000モデルやOfficeアプリケーション搭載モデルがラインアップされていない点は疑問だ。

 Windows 2000の搭載について東芝では,「DynaBook SSでWindows 2000モデルを店頭販売したが,需要は限られていた」と説明する。「今回は価格のインパクトを重視するため,あえてラインアップに加えなかったが,Web上でWindows 2000用のドライバを提供する」(東芝)という。また,現在は「Office XP」や「Windows XP」の登場を間近に控えた微妙な時期ということもある。特にOffice XPは,間もなくOEM出荷が開始されると見られており,正式リリース後に標準搭載される可能性もあるだろう。

 そのほかの主な仕様は以下の通り。価格はオープンプライスだが,店頭では14万円前後になる見込みだ。出荷は,5月中旬に予定されている。

型番 Libretto L1/060TNMM
CPU Crusoe TM5600/600MHz
チップセット ALI1535
メモリ 128M(最大256M)バイト
HDD 10Gバイト
液晶 10型低温ポリシリコンTFT(1280×600ピクセル)
グラフィック S3 Savage IV(8Mバイト)
モデム 56Kbps
本体サイズ 268(幅)×167.2(奥行き)×29(厚さ)ミリ
重量 約1.1キロ
OS Windows Me
価格 オープン(実売14万円前後)

 また,Libretto L1からCD-ROMブートが可能な薄型・軽量のCD-RWドライブも同時発売される。接続インタフェースはPCカード(CardBus)で,リカバリーCDのブートにも対応する。書き込み性能はCD-R最大8倍速,CD-RW書き換え最大4倍速,CD-ROM読み出し24倍速。価格はオープンプライスだが,店頭では4万円前後になる見込みだ。なお,ライティングソフトとして,アダプテックの「Easy CD Creator」が付属する。


オプションの外付けCD-RWドライブ。もちろんDynaBook SSでも利用できる

CD-R書き込み 最大8倍速
CD-RW書き換え 最大4倍速
CD-ROM読み出し 最大24倍速
インタフェース PCカード(CardBus)
サイズ 129(幅)×134(奥行き)×15(厚さ)ミリ
重量 約200グラム
対応OS Windows Me/98SE/2000
対応機種 DynaBook SS,Libretto
価格 オープン(4万円前後)

関連リンク
▼ 東芝

[芹澤隆徳, ITmedia]

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