News 2001年5月7日 09:26 PM 更新

マイクロソフト,サーバアプライアンス開発キットをパートナー各社へ提供

マイクロソフトは特にネットワーク接続型ストレージシステムとWebサーバの分野に力を置いてWindows 2000ベースのサーバアプライアンス開発キットを展開する。

 マイクロソフトは,Windows 2000ベースのサーバアプライアンス開発キット「Server Appliance Kit 2.0」日本語版を主要パートナー16社へ提供し,サーバアプライアンス市場に対する事業戦略を大幅に強化する。Server Appliance Kit 2.0日本語版は,Windows 2000 Serverをベースにしたサーバアプライアンス(単機能サーバ)「Microsoft Windows Powered Server Appliance」を容易に開発することが可能。同社はServer Appliance Kit 2.0日本語版をパートナー各社に提供すると共に,パートナー各社と協力し,サーバアプライアンス市場におけるWindows Powered Server Applianceの拡販を積極的に推進する。

 同社がパートナー各社と協力して提供するWindows Powered Server Applianceは,ファイルサーバ用「Microsoft Windows Powered Network Attached Storage」およびWebサーバ用「Microsoft Windows Powered Web Appliance」の2タイプを用意。Windows 2000ベースという特長を生かして購入後すぐに稼動させることが可能。直感的で分かりやすい集中管理を実現したWebベースのユーザーインタフェースを搭載。Windowsベースのアプライアンスサーバによって,導入コストおよび管理コストを削減することができ,また今後急激な市場拡大が予想されるインターネットビジネスにおいても増大するデータに対して迅速な処理を実現するという。

 Server Appliance Kit 2.0日本語版提供を受けて,Windows 2000 ServerをベースとしたWindows Powered Server Applianceを開発するパートナー企業は,以下の16社。(50音順)コンパックコンピュータ,デルコンピュータ,東芝,日本コンピューティングシステム,日本電気,日本マックストア,日本アイ・ビー・エム,日立製作所,フェイス,富士通,フリーウェイ,プロサイド,プロトン,フロンティア神代,三菱電機インフォメーションテクノロジー,ロジテック。

 同社は,サーバアプライアンス市場においても特に成長が見込まれている「Network Attached Storage」(NAS:ネットワーク接続型ストレージシステム)およびWebサーバ分野に力を入れ,パートナー戦略を軸にアプライアンス市場におけるWindows Powered Server Applianceの拡販を積極的に推進する構え。

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[西坂真人, ITmedia]

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