News | 2001年5月14日 06:37 PM 更新 |
「Athlon 4」の名称は,まずノート向けPCから採用されることになった。米AMDは5月14日,新しいモバイルプロセッサとして「mobile AMD Athlon 4」と「mobile AMD Duron」を発表,国内でも明日15日にリリースする。競合のIntelがPentium 4をモバイル分野に投入するのは2002年の予定であり,それまでAMDは,“数字”の上でリードすることになる。
モバイル版Athlon 4は,1GHz/950MHz/900MHz/850MHzの4製品をラインアップ。1GHz版の登場により,ノート向けプロセッサのクロック周波数競争で先行するIntelに追いつくことになった。キャッシュは,デスクトップ版と同じく,128Kバイトの1次キャッシュと256Kバイトの2次キャッシュを統合している。一方のモバイル版Duronは,850MHz版と800MHz版の2つで,128Kバイトの1次キャッシュと64Kバイトの2次キャッシュをオンダイで備えた。
Athlon 4/Duronともにフロントサイドバスは200MHzで,Socket Aプラットフォームのインタフェースとなる。また,「PowerNow!」 も改良され,最大で30%の省電力化を果たしたという。
米国での価格は以下の通りだ。なお,米国ではCompaqがモバイル版Athlon 4を搭載した「Presario 1200」シリーズを発表したほか,Hewlett-Packerdも採用を表明している。
製品名 | 価格(1000個ロット時) |
mobile AMD Athlon 4/1GHz | 425ドル |
mobile AMD Athlon 4/950MHz | 350ドル |
mobile AMD Athlon 4/900MHz | 270ドル |
mobile AMD Athlon 4/850MHz | 240ドル |
mobile AMD Duron/850MHz | 197ドル |
mobile AMD Duron/800MHz | 170ドル |
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