News 2001年5月30日 11:02 PM 更新

出会い系サイトってホントに危ないの?

マクロミル・ドット・コムの調査結果が示す出会い系サイトの危険度は?

 援助交際の温床になっているなどと指摘されてきた出会い系サイトだが,京都の女子大生殺人事件でメル友と思われる男性が容疑者として逮捕されたことから,匿名の出会いを危険視する論調がいっそう強まっている。さらに,テレビや新聞などのマスコミが,出会った場所が“ネット”であることを強調して報道するため,「出会い系サイトは危ない」というイメージが広まってしまった。

 確かに,北海道の高校生と関東の人妻が出会うことなど,インターネットでなければ,まずあるはずもない。だが,出会い系サイトのネガティブな部分だけにフォーカスを当てるのは果たして適切なことだろうか。エキサイトが提供する出会いサービスの掲示板には,同社のサービスを通じて知り合ったカップルの“のろけ話”など,「出会い系サイトがあってよかった」という人たちの声もある。だが,こうしたことが大きく報じられることはほとんどない。

 インターネット利用動向調査会社のマクロミル・ドット・コムが発表した「出会い系サイトの実態調査」では,こうした傾向を顕著に表す結果が出た。この調査は,20代〜40代のiモード利用者(男女)を対象に行ったもので,有効サンプル数は518人。出会い系サイトを使ったことがあるのは34%とやや少ない印象だが,これは携帯電話を積極的に活用する10代が含まれていないためだろう。

 調査では,出会い系サイトを使ったことがあるユーザーに対し,「出会い系サイトに関連する事件が起きているがどう思うか」と聞いたところ,27.4%が「自分も巻き込まれるかもしれず,非常に恐い」と答え,65.2%が「自分には関係ないだろうが,恐いと思う」と回答した。

 しかしながら,よく言われるようなトラブルに実際に巻き込まれたのは2.8%で,メル友からのメールでイヤな思いをしたのは12.4%。具体的には,「ストーカーがいた」(女性32才,北海道),「交際を迫られ,断ったら自殺すると脅された」(女性28才,福島),「メル友になったらチェーンメールが次々とやってくるようになった」(男性29才,岐阜県)などがあった。

 反対に,82.6%は「イヤな思いは別にしなかった」と答えており,必ずしも出会い系サイトが危険だとは言い切れないようだ。だからといって,出会い系サイトで知り合った相手を勝手に信用したり,すぐに個人情報を教えたりするのだけはやめたほうがいいだろう。

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▼ マクロミル・ドット・コム

[中村琢磨, ITmedia]

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