News | 2001年9月19日 04:13 PM 更新 |
千葉・幕張メッセで開幕した「WORLD PC EXPO 2001」。過去最大規模・最大出展数の展示会場で“幅を利かせている”のは,Windows XPだ。マイクロソフトが巨大なブースを構え,Windows XPを大々的にアピールしているほか,PCメーカー各社のブースには,「Windows XP Ready」の新製品に加え,Windows XPプリインストールマシンとして出荷予定の新製品が参考出展されている。
ソニーでは,13.3型液晶搭載ノートPC「バイオQR」のニューモデルを展示。ボディカラーが,アップルの「iBook」のような透き通るようなホワイトに変更されている。ただ,残念ながら,取っ手のようなギミックがなくなっており,もう,“パイプいす”と呼んだりはできなさそうだ……。
デザイン面ではまた,液晶画面左右にステレオスピーカーを装着できるようになっている(スピーカーは標準添付)。また,今回よりマジックゲートメモリースティックにも対応した。年内発売の予定だが,価格は未定とのこと。
富士通が参考出展していたのは,モバイルノートPC「LOOX」の新製品。こちらも,デザインに大きな変更があった。従来は水色を基調とした可愛らしいデザインが特徴だったが,今回はほかのノートPC製品と整合性を図ったようで,シャープでシンプルなデザインを採用した。CPUは米Transmetaの「Crusoe」を引き続き搭載しているが,S/Tシリーズともに液晶ディスプレイを大型化。Tシリーズでは,DVDコントロールパネルのスペースを縮小し,画面を縦方向に拡大。富士通によれば解像度は,「当社比約128%」とのこと。
また,Tシリーズでは,マルチベイドライブを採用。標準ではDVD-ROM/CD-RWのコンボドライブを備え,オプションではセカンドバッテリなどを用意。このセカンドバッテリと増設用内蔵バッテリユニットを併用すれば最大で13時間の連続駆動を達成。さらに,ベイカバーをはめた場合の重量は約1.3キロとなる。
LOOXは,DDIポケットの「H" IN」モジュールを内蔵するのが特徴だったが,今回の新モデルでは,つなぎ放題の「Air H"」をサポートする予定だ。なお,発売日,価格ともに未定とのこと。
松下電器産業は,Windows XPがインストールされたノートPC「人」の新型を展示。ボディカラーをブラックに変更し,AV機器らしいイメージを強調している。光沢のあるブラックは,まるで「ThinkPad S30」のミラージュブラックのようだ。なお,松下によれば詳細なスペックや価格,発売日などは未定とのことだが,会場では実際に操作可能な状態で展示されている。
またソーテックも,ノートPCを多数参考出展。中でも目立っていたのが,牛皮のような布を被ったノートPCだ。詳細は不明だが,一部では「ゲートウェイがいなくなったらなんでもありなのかな」という声も……。
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