News:速攻レビュー 2001年9月27日 11:55 PM 更新

速攻レビュー:ソニー「サイバーショットF707」の夜間撮影機能を試す(2)

 今度は屋内で撮影してみた。F707は,F2.0と明るいレンズを使っている。特徴的なスタイルを作り出しているこの明るい大口径レンズによって,普通のデジカメではフラッシュを使わなくてはいけないシーンでも,フラッシュ無しで撮影できる。


明るいレンズを採用したF707は,フラッシュ無しで撮影できる(拡大画像

 ズームは最も広角側(38ミリ相当)で,絞りはフル開放のF2.0,シャッター速度は1/30秒,ISO200で撮影した。フラッシュは使わず,さらに手持ちでの撮影だったが,このように色あい豊かな画像ができた。

 このように,今までデジカメでは苦手といわれていたシーンでの撮影が,F707では得意分野となっている。さらに赤外線を使って的確なフレーミングまでできるナイトショットや,ノイズリダクション機能のNRスローシャッターなどは,銀塩カメラには真似のできない機能だ。

夜間撮影に三脚は必須!

 最後になるが,F707の夜間撮影にはぜひ三脚を使って欲しい。長時間露光には必須だし,ナイトショットでも手ブレが圧倒的に軽減されるからだ。

 デジカメユーザーは三脚を使わないケースが多い。確かにデジカメ黎明期には三脚用ネジ穴が無い機種もあったが,今ではほとんどのデジカメで用意されている。

 もちろんF707にもちゃんと用意されている。ボディ側ではなくレンズの方にあるのがポイントだ。銀塩一眼レフ用の望遠レンズで同じように三脚用ネジ穴を用意しているものがある。大口径レンズ搭載のF707ならではの特徴だろう。


レンズ部の裏に三脚用ネジ穴が用意されている


三脚に取り付けたF707。重心に近い場所で固定されているので重量バランスがよい

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[西坂真人, ITmedia]