News	2001年10月12日　01:00 PM 更新

NEC，企業向けノートとデスクトップを一斉発表

NECは12日，企業向けのノートとデスクトップの計28機種を発表した。10月中旬以降順次出荷され，このうちWindows XPモデルは11月中旬以降の発売となる。

　NECは10月12日，企業向けノートPC「VersaPro」シリーズ17機種およびデスクトップPC「Mate」シリーズ11機種の計28機種を一斉に発表した。両シリーズともにWindows XP Professional搭載モデルを用意しており，同社Windows XPモデルの第一弾となる。

　また，SOHOモデルのRシリーズにはWindows XP HomeEditionを採用している。10月中旬以降に順次出荷される予定だ（Windows XPモデルは11月上旬〜12月上旬以降順次出荷）。

　新製品のうち，VersaProシリーズは，大画面化と拡張性の強化が図られた。

　A4ファイルサイズのオールインワンノートには，5機種で大画面15型LCDを採用。中でも最上位モデルでは，高解像度SXGA＋（1400×1050ピクセル）の15型液晶を用いている。

　また，従来上位機にのみ搭載されていた2BAY構造を，Rシリーズを除く全機種に採用した。このBAYを利用することで，本体内蔵のHDD以外にセカンドHDDを搭載できる。これで全機種で，クライアントレベルでのデータバックアップが手軽に行えるようになった。バックアップにはNet JapanのHDD障害対応ソフト「StandbyDisk」を使用する。

　製品構成例は以下の通り。

VersaPro	VA12J/DG（オールインワンノート）
CPU	モバイルPentium III-M/1.2GHz
メモリ	BTOで最大1Gバイト
HDD	約10G/20G/30Gバイト
セカンドHDD	約15G/20G/30Gバイト
ドライブ	最大24倍速CD-ROM（CD-R/RW，CD-R/RW＋DVD-ROMコンボドライブを選択可）
ディスプレイ	15型TFT液晶（SXGA＋）
通信	56Kモデム，10BASE-T/100BASE-TX，Bluetooth（Ver.1.1），無線LAN（Bluetoothと排他選択）
OS	Windows XP Professional

　Mateシリーズでは，これまでのラインアップを整理・統合し，省スペース型を主力モデルに位置付けた。安価なSmallOffice向けモデルを省スペース型に設定。ミニタワー型には，i850チップセットを採用したPentium 4を搭載している。

　また，従来モデルでは省スペース型にのみ選択可能だったHDD障害対応ソフト「StandbyDisk」をミニタワー型にも用意。同ソフトを利用することで，毎日自動でバックアップが行われ，メインHDDに障害が発生した際でも，BIOS設定で起動ディスクを変更するだけで復帰することが可能になる。

　製品構成例は以下の通り。

Mate	MA12T/E（省スペース型）
CPU	Pentium III/1.2GHz
メモリ	最大512Mバイト
グラフィック	i815E内蔵（nVIDIA GeForce2 MXを選択可能）
HDD	約20G/40G/60Gバイト
増設HDD	約40G/60Gバイト
ディスプレイ	なし
ドライブ	最大24倍速CD-ROM（CD-R/RW，CD-R/RW＋DVD-ROMコンボドライブを選択可）
通信	10BASE-T/100BASE-TX，56Kモデム
OS	Windows XP Professional

　主な製品の価格と出荷日程は以下の通り。

VersaPro	価格帯	出荷日
オールインワンノート	20万円台後半〜	10月中旬（Windows XPモデルは11月上旬）
モバイルノート（ベイ内蔵型）	20万円台後半〜	10月中旬（Windows XPモデルは11月下旬）
Versa Pro R	10万円台後半〜	10月中旬（Windows XPモデルは11月中旬）

Mate	価格帯	出荷日
省スペース型	10万円台前半〜	10月中旬（Windows XPモデルは11月上旬）
スーパースリムタワー型	10万円台前半〜	10月中旬（Windows XPモデルは12月上旬）
ボックスレス型	20万円台後半〜	10月中旬
ミニタワー型	20万円前後〜10月中旬（Windows XPモデルは12月上旬）
マイクロタワー型	9万円前後〜	10月中旬（Windows XPモデルは12月上旬）

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