News 2001年10月25日 03:30 AM 更新

祭りは起きた!? 25日深夜零時の秋葉原

「Windows XP 日本語版」(OEM版)の深夜販売が決行された。事前に予告を行うショップもちらほら見受けられたが……。10月25日深夜零時。その時,秋葉原は?

 10月25日深夜零時。秋葉原には「Windows XP 日本語版」(OEM版)を求めるユーザーが……いた。確かに,いた。祭りというほどではないが,事前の予想に反し,そこそこの盛り上がりを見せている。あるユーザーは,「やっぱ(Windows)Meよりは集まるよな」と呟いた。


TUKUMO eX.でWindows XPをゲットした最初のユーザー。10秒前には,ささやかなカウントダウンもはじまるなど,それなりの雰囲気となった。ちなみに,受け渡しのときのフラッシュの数は,そこらの記者会見を軽く凌ぐものだった

 俺コンハウス,若松通商本店,TWOTOP1号店など秋葉原では数店が深夜販売を決行したが,もっとも賑わっていたのが,TSUKUMO eX.だ。発売20分前の11時40分頃には,先に会計を済ませ,引き渡し開始を待つユーザーが60人以上も並んでいる。また,深夜発売にはつきものの報道陣も,大半がTUKUMO eX.に集結したようだった。


ここまで行列ができたのは,TSUKUMO eX.だけ。Windows XPを手にしたユーザーは,終電目指して秋葉原の駅へと急ぐのだった

 TUKUMO eX.に大勢のユーザーが集まった理由は,価格にある。OEM版なので,マザーボードやメモリ,HDDなどとセットでなければ購入できないが,TUKUMO eX.では,256MバイトのSDRAMとセットで,Windows XP Home Editionが1万4799円,同Professional Editionが2万699円,さらに,Professional+Plus!を2万999円という破格値で販売していたのだ。

 またTWO TOP1号店でも,先着10名に限り,Windows XP Home Editionと256MバイトSDRAMをセットで1万8800円で販売したが,これも速攻で売り切れていた。


わらわらと集まった報道陣。「ユーザーよりこいつら撮ったほうがニュースだよ」とカメラを構える同業者も。わかっていても,それを口にしてはいけない。みんなお仕事なのだ……

[中村琢磨, ITmedia]

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