News 2001年11月21日 00:00 AM 更新

VGA画面で手のひらサイズのPDA「PC-EPhone II」発表

サイバーバンクジャパンが,VGAのTFT液晶を搭載したPDA「PC-Ephone II」を12月7日より発売する。手のひらサイズに見やすさと高機能を詰め込んだWindows CEマシンだ。

 サイバーバンクジャパンは11月20日,VGAのTFT液晶を搭載したPDA「PC-Ephone II」を12月7日より発売すると発表した。価格はオープンだが,実売は6万円台後半になる見込みだ。


VGA画面を搭載したPDA「PC-Ephone II」

 PC-EPhone IIは,タッチパネル式の4インチTFTポリシリコン液晶ディスプレイを採用している。PDAとしては最大クラスの640×480ピクセルという広い画面が特徴だ。

 VGA画面ながら,サイズは103(幅)×25.5(高さ)×128(奥行き)ミリで重さは303グラムと,手のひらサイズの小型ボディとなっており,ポケットに入る大きさで携帯性も良い。


VGA画面ながら手のひらサイズの小型ボディ

 VGAの解像度を4インチに収めているため画素密度が高く,小さな文字もたいへん読みやすい。輝度も高く,非常に明るい画面が印象的だ。

 PC-EPhone IIが活躍するのは,そのVGA画面の一覧性を生かしたWeb閲覧。IE4.01相当のブラウザを搭載しており,フレーム表示にも対応する。横240ピクセルが主流の既存PDAでは,ホームページを見るのも大変だが,横640ピクセルある同機では普段のPCでのインターネット閲覧と同じような感覚で見ることができる。

 ただし,表示可能な色数は最大256色と少ない。ビジネスアプリケーションなら問題ないが,デジタルカメラの画像閲覧などでは不満が残る。


2ちゃんねるの膨大なスレッドも表示できる一覧性が魅力

 本体のCFカードスロットには,AirH”カードや有線/無線LANカードなどCFタイプの各種通信カードを使うことができ,モバイルインターネット環境が簡単に手に入る。このCFカードスロットはTYPE IIなので,MicroDriveも利用可能だ。


CFカードスロットでは,Air H”カードも利用できる

 OSは独自仕様のWindows CE3.0(組み込み型)を採用。CPUには高速動作で定評のあるStrongARM(SA-1110/206MHz)を使い,ユーザーメモリは32Mバイトを装備する。本体ROM内には,メーラー/スケジュール管理/住所録などを備えたOutlook互換のPIMをはじめ,Pocket WordやBSpreadsheet(Pocket Excel互換),ボイスレコーダーなど,電源を入れるだけですぐに使えるアプリケーションが数多く入っている。特にPIMを使う時には,VGA画面の広さを実感できるだろう。スケジュールや電子メールなど一覧性が求められるアプリケーションは,画面の広さが使いやすさにつながる。


広い画面でスケジュール管理も楽々

 ROM内蔵アプリケーションの中でも,オリジナルのMP3プレーヤーは特筆モノ。ランダム再生やリピート機能に加えて,8バンドのデジタルイコライザーを装備しており,pop/rock/club/dance/liveなど計14種類のイコライジングデータがデフォルトで記録されている。

 また,自分でイコライジングバーを動かして,オリジナルのデータを作ることもでき,メモリに保存することも可能だ。さらに,スキンにも対応しており,インターフェイスのデザインを変更できる。スキンデータは,同社のホームページに開設予定のユーザーサイトで配布する予定だ。


イコライザーやスキン機能もあるMP3プレーヤー

 このMP3プレーヤーを長時間楽しむために,電力消費の大きい画面表示をOFFにしてMP3プレーヤーを動作させることもできる。電源をONからOFFにする時に電源ボタンを押しっぱなしにすると,この省電力モードになり,約11時間ものMP3連続再生ができるのだ。1GバイトのMicroDriveに何百曲ものMP3データを詰め込んで,11時間ぶっ通しでモバイル音楽を楽しむ事だって可能だ。

 また,日本語入力機能が強化されているのもPC-EPhone IIの特徴の1つ。日本語変換エンジンは,ジャストシステムが新たに開発した「ATOK Pocket for PC-EPhone」をROMで搭載。変換効率で定評のあるATOK Pocketに,手書き入力機能が追加されている。


手書き入力に対応したATOK Pocket for PC-EPhoneをROMで搭載

 さてこのPC-EPhone IIだが,発売時に家電量販店/カメラショップ/PC専門店の店頭に並ぶ台数は,それほど多くなさそうだ。同社では法人向けにも強くアピールしていく予定で,さまざまなSIベンダーからシステム機器として提案されていくという。個人ユーザーでぜひ手に入れたいという場合は,同社ホームページの先行予約で注文した方が確実だろう。

 主な仕様は以下の通り。

製品名 PC-EPhone II
プロセッサ StrongARM SA-1110(206MHz)
メモリ RAM:32Mバイト,ROM:32Mバイト
OS Windows CE3.0(組み込み型独自仕様)
液晶 TFTポリシリコン液晶(256色表示),640×480ピクセル
電源 リチウムイオン充電池(1050mAh×2)
カードスロット CF TYPE II×1
インタフェース 専用USBケーブル端子,IrDA,ステレオヘッドホンジャック
バッテリ駆動時間 連続最大約13時間(通信時約3時間)
サイズ 103(幅)×25.5(高さ)×128(奥行き)ミリ
重量 約303グラム(バッテリ装着時)
価格 オープン(実売6万円台後半)
発売日 12月7日

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[西坂真人, ITmedia]

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