News | 2001年12月8日 00:29 AM 更新 |
「Easy CD Creator」などの開発・販売を行うロキシオ・ジャパンは12月7日,同社の製品戦略を発表。米RoxioのCOO(最高業務責任者)であるThomas J. Shea氏も駆けつけ,特に,DVDレコーディング分野への取り組みについて詳細を語った。2002年には,書き換え可能なDVD機器が普及すると見込み,対応製品を拡充していく。
Shea氏によれば,Roxioでは現在,コードネームで「Hitchcock」と呼ばれるDVDオーサリングソフトを開発している。Hitchcockの特徴は,「動画,静止画,音楽という複数のソースを,1枚のメディアで扱うことができるところ。そして,ドラッグアンドドロップを主体としたシンプルな操作を実現しているところだ」(同氏)。
実際にHitchcockのデモンストレーションも行われたが,Shea氏の説明通り,操作のほとんどをドラッグアンドドロップで済ませることができた。「書き換え可能なDVD機器が普及すれば,当然,DVDオーサリングソフトのニーズも大きくなる。だが,ユーザーはオーサリングに多くの時間を費やすことは望まない」(同氏)。
現在,Hitchcockはプレβの段階。リリースは2002年半ば〜後半になる見込み。OEM版(コードネーム:Bodega Bay)は,2002年第2〜3四半期に出荷される予定になっている。また,Hitchcockでは,DVD+RWやDVD-RWなど,複数ある書き換え可能なDVDフォーマットについて,「可能な限り,対応していく」(同氏)という。
また,従来製品のロードマップについては,2001年第4四半期にWindows XP対応の「Easy CD Creator Ver.5.1」のリテール版をリリース。2002年第1四半期には,DVD+RWをサポートするVer.5.2のOEM版,ならびにリテール版を出荷するという。さらに,2002年第4四半期には,Hitchcockやオーディオソフト,バックアップソフトを含んだスイートを発売する予定だ。
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