News:ニュース速報 | 2002年5月14日 08:55 AM 更新 |
MacromediaがAdobe Sysmtesを特許侵害で訴えていた訴訟で、米陪審が、490万ドルの損害賠償請求を含む、Macromedia側の主張を認めた。これにより両社間で繰り広げられている係争は、Adobe、Macromediaともに一勝一敗となった。
陪審は今回、Adobeの製品がMacromedia保有の3件の特許を侵害したというMacromedia側の主張を認めた。特許侵害とされたAdobe製品は、IllustratorとPremiere。
Macromediaの発表によると、同社は今回の裁定を受け、法廷に、Adobeの特許侵害行為に対する差し止め命令を請求する考え。またAdobe側から起こされた訴訟で先日出た陪審評決(5月3日の記事参照)に対して控訴するという。
両社の係争は2000年8月、Adobe側による提訴で始まった。Macromediaはその直後に同じ裁判所でAdobeを逆提訴していた。前者の訴訟では、陪審は先日、MacromediaのFlashがAdobeの特許を侵害したというAdobe側の主張を認めている。
なおMacromediaは昨年10月、別の裁判所でさらにもう一件、Adobe相手の訴訟を起こしている。こちらの裁判は2003年6月に開始の予定。
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