| News:ニュース速報 | 2002年5月17日 04:34 PM 更新 |
日立製作所は5月17日、専用めがねなしで立体視が可能な3Dプロジェクターを開発したと発表した。液晶などを利用した裸眼3Dディスプレイと比べ大画面で3D映像を表示できるのが特徴だ。

装置は、スクリーンとプロジェクター2台で構成する。2台のプロジェクターから、左右に視点をずらした映像をスクリーンに投射することが立体視が可能になる。
スクリーンには右目と左目でずらした焦点を結ばせる「指向性反射スクリーン方式」を採用。左右の投射光を鑑賞位置に集光する「ミラーシート」と、上下のみに光を拡散させる「レンズシート」で構成し、水平方向の特定の位置にのみ反射・集光できるようにした。プロジェクターを両目の間隔にずらすことで、投射された画像を右目と左目でずらして焦点を結ぶことができる仕組みだ。
プロジェクターは2台を接近して配置できる小型の「LEDプロジェクター」を採用。赤/緑/青の各色ごとにLEDを複数個並べて“コ”の字型に組み合わせたLEDアレイを用いることで、大幅な小型化を実現した。また光源にLEDを使用したことで、9ワットと消費電力を抑えた。
特殊スクリーンとLEDプロジェクターにより、最大輝度は100カンデラ/平方メートルを達成。明るい部屋でも利用できるという。
試作機はプロジェクターの直上と直下でしか立体映像を見ることができない。だが、スクリーンのミラーシートの光反射角を変化させることで、鑑賞が可能な位置を増やすことができるという。
同社では、医療現場での患者の診断や病気の説明などへの利用や、3Dコンピュータゲームなどアミューズメント施設での利用を想定している。
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